地震の巻

日月神示 地震の巻 第一帖

第十七巻 地震の巻(全十九帖) 自 昭和二十年九月十日 至 昭和二十年十月三十日 第一帖 われわれの一切は生れつつあります。神も、宇宙も、森羅万象(しんらばんしょう)の悉(ことごと)くが、常に生れつつあります。太陽は太陽として、太陰は太陰として、…

日月神示 地震の巻 第二帖

第二帖 天界も無限段階、地界も無限段階があり、その各々の段階に相応した霊人や地上人が生活し、歓喜しています。その霊人たちは、その属する段階以外の世界とは、内的交流はあっても、全面的交流はないのです。何故ならば、自らなる段階的秩序を破るからで…

日月神示 地震の巻 第三帖

第三帖 愛の影には真があり、真の影には愛がはたらきます。地上人の内的背後には霊人があり、霊人の外的足場として、地上人が存在します。地上人のみの地上人は存在せず、霊人のみの霊人は呼吸しません。地上人は常に霊界により弥栄します。弥栄は順序、法則…

日月神示 地震の巻 第四帖

第四帖 同気同類の霊人は、同一の情態で、同じ所に和し、弥栄え、然(しか)らざるものは、その内蔵するものの度合に正比例して遠ざかります。同類は相寄り、相集まり、睦び栄ゆ。生前の世界は、地上人の世界の原因であり、主体ですが、また死後の世界に通じ…

日月神示 地震の巻 第五帖

第五帖 全大宇宙は、神の外にあるのではなく、神の中に、神に抱かれて育てられているのです。故に、宇宙そのものが、神と同じ性をもち、同じ質をもち、神そのものの現われの一部なのです。過去も、現在も、未来も一切が呼吸する現在の中に存し、生前も死後の…

日月神示 地震の巻 第六帖

第六帖 霊界人は、その向いている方向が北です。しかし、地上人の言う北ではなく、中心という意味です。中心は、歓喜の中の歓喜です。それを基として前後、左右、上下その他に、無限立体方向が定まっているのです。霊界人は地上人が見て、いずれの方向に向か…

日月神示 地震の巻 第七帖

第七帖 地上には、地上の順序があり、法則があります。霊界には、霊界の順序があり、法則があります。霊界が、原因の世界であるからといって、その秩序、法則を、そのまま地上にはうつし得ず、結果し得ないのです。また地上の約束を、そのまま霊界では行い得…

日月神示 地震の巻 第八帖

第八帖 生前の世界に、霊人が生活しています。山があり、川があり、住宅、衣類、食物があります。しかし、それは最初からのものではありません。それらの元をなすゝが歓喜していた、そのゝが生後、地上世界にうつされて、地上的約束の下に生長し、秩序された…

日月神示 地震の巻 第九帖

第九帖 霊・力・体の三つがよりよく調和するところに真実が生まれ、生命します。これは根源からの存在であり用ですが、動き弥栄する道程にいて、復霊、復力、復体の(渦の印)(うごき)をなします。霊の立場よりすれば、霊は善であって、体は悪、体の立場よ…

日月神示 地震の巻 第十帖

第十帖 地上人は、内的に生前の霊人と+(通じ)、また死後の霊人と+(通ず)る。地上人が、生前を知得するのは、この霊人を+(通ず)るが故であり、死後を知得するのも、また同様に+(通ず)るからです。生前と死後は同一線上に置かれているが同一ではあ…

日月神示 地震の巻 第十一帖

第十一帖 霊人は、遠くにいても近くにいても、常にお互いに語り得ます。同一線上にいる霊人の言葉は、いずれも同一であって共通します。霊人の言葉は、霊人の想念のままに流れ出るのですから、そのままにして通ずるのです。しかし、相手が聞くことを欲しない…

日月神示 地震の巻 第十二帖

第十二帖 霊人が地上人に語る時は、その想念が同一線上に融和するが為です。霊人が地上人に来る時は、その人の知るすべてを知ることとなるのですが、その語るのは霊人自身でなくて、霊人と和合して体的の自分に語るので、自分と自分が談話しているのです。霊…

日月神示 地震の巻 第十三帖

第十三帖 地上人が、限りなきほどの想念的段階をもち、各々の世界をつくり出しているごとく、霊界にも無限の段階があり、その各々に、同一想念を持つ霊人が住んでおり、常に弥栄しつつあります。下級段階で正なりとし、善を思い、美を感じ、真なりと信じ、愛…

日月神示 地震の巻 第十四帖

第十四帖 霊界には、時間がありません。故に、霊人は時間ということを知りません。そこには、霊的事物の連続とその弥栄があり、歓喜によって生命しています。すなわち、時間はないが状態の変化はあります。故に、霊人たちは時間の考えはなく、永遠の概念を持…

日月神示 地震の巻 第十五帖

第十五帖 霊界には、山もあり、川もあり、海もあり、また、もろもろの社会があり、霊界の生活があります。故に、そこには霊人の住宅があり、霊人はまた衣類を持ちます。住宅は、その住む霊人の生命の高下によって変化します。霊人の家には、主人の部屋もあれ…

日月神示 地震の巻 第十六帖

第十六帖 考えること、意志すること、行為することの根本は、肉体からではありません。霊的な内奥の自分からです。この内奥の自分は、神につながっています。故に、自分自身が考え、意志し、行為するのではなく、自分というものを通じ、肉体を使って、現実界…

日月神示 地震の巻 第十七帖

第十七帖 地獄はないのですが、地獄的現われは、生前にも、生後にも、また死後にもあり得ます。しかし、それは第三者からそのように見えるのであって、真実の地獄ではありません。大神は大歓喜であり、人群万類の生み主であり、大神の中に、すべてのものが生…

日月神示 地震の巻 第十八帖

第十八帖 神から出る真・善・美・愛の用に奉仕するのが霊人たちの生命であり、仕事であり、栄光であり、歓喜です。故に、霊界における霊人たちの職業は、その各々の有する内分により、段階によって自ら定まります。為にその用は無数であり、かつ千変万化しま…

日月神示 地震の巻 第十九帖

十九帖 天国の政治は、歓喜の政治です。故に、戒律はありません。戒律の存在するところは、地獄的段階の低い陰の世界であることを知らねばなりません。天国の政治は、愛の政治です。政治する政治ではありません。より内奥の、より浄化されている愛そのものか…