日月の巻
第六巻 日月の巻(全四十帖) 自 昭和十九年旧九月一日 至 昭和十九年十一月三十日 <日の巻> 第一帖(一七四) 富士は晴れたり日本晴れ。(〇の中にゝの印)の巻書き知らせます。この世に自分の物という物は何一つないのです。早(はよ)う自分からお返し…
第六帖(一七九) アメツチノトキ、アメミナカヌシノミコト、アノアニナリマシキ、タカアマハラニミコトトナリタマヒキ(天地の時、天御中主命、アのアに成りましき、高天原に命と成り給いき)。 今の経済は悪の経済と言ってありましょう、もの殺すのです。…
第十一帖(一八四) 学も神力です。神です。学が人間の智恵と思っていると、とんでもないことになりますよ。肝腎の真ん中、動いてはならないのです。神国の政治は魂(たま)のまつりごとです。苦し行が喜んで出来るようになったら、神の仕組わかりかけるので…
第十六帖(一八九) 慌てて動かないように。時節が何もかも返報(へんぽう)返ししますよ。時の神様有り難いと言ってありましょう。神は臣民から何求めているのか。いつも与えるばかりではないですか。神の政治、神国の政治は与える政治とくどう言ってありま…
第二十四帖(一九七) ココニイザナギノミコト、イザナミノミコトハ、ヌホコ、ヌホト、クミクミテ、クニウミセナトノリタマヒキ、イザナギノミコト、イザナミノミコト、イキアハシタマヒテ、アウ、あうトノラセタマヒテ、クニ、ウミタマヒキ(ここに伊邪那岐…
<月の巻> 第二十八帖(二〇一) 岩戸あけたり日本晴れ、富士光ります、この巻役員読むものです。世の元と言うのは火です、水です。くも出てクニとなりました。出雲とはこの地(くに)のことです。スサナルの神はこの世の大神です。初めは◎(ウヅ)であるな…
第三十三帖(二〇六) 宝の山に寄せ来ると言ってくどう気つけておいたではないですか。神の国にはどんな宝でもあるのです。神の国、昔から宝埋(い)けておいたと言ってありましょう。神の国にも宝埋けておいてあるのです、この宝は神が許さな誰にも自由には…
第三十九帖(二一二) 喜べば喜ぶこと出来ます、悔やめば悔やむこと出来ます。先の取り越し苦労は要りません、心配りは要ると言ってありましょう。神が道つけて楽にいけるように嬉し嬉しでどんな戦も切り抜けるようにしてあるのに、臣民逃げて眼塞(ふさ)い…