日月神示 黄金の巻 第五十四帖(五六五)から第六十三帖(五七四)

第五十四帖(五六五)

 

 目的よくても実行の時に悪い念入ると悪魔に魅入(みい)られますよ。心しなさい。雨、風、岩、いよいよ荒(あれ)の時節です。世界に何とも言われないことが、病(やまい)もわからない病がはげしくなりますよ。食うべきものでない悪食うて生きねばならない時来ますよ。悪を消化する胃袋、早くせねば間に合いません。梅干大切心の。五十二才二(ツキ)の世の始。五十六才七ヵ月みろくの世。(十二月七日)一二十

 

 

第五十五帖(五六六)

 

 今度集っても、まとまりつかないでしょうに。世界の型出して実地に見せてあるのです。骨が折れるなれど実地に見せねばならないし、まとまらないのを纏(まと)めて、皆がアフンの仕組、気のつく人民早く元へかえりて下さいね。心に誠あり、口に誠伝えるとも実行なきもの多いのです。偽りに神の力は加わらない。偽善者多いですね。祈り行じて洗濯すれば皆世界のサニワにもなれる結構なミタマばかり。死産の子も祀(まつ)らねばなりません。(十二月七日)一二十

 

 

第五十六帖(五六七)

 

 逆怨(さかうら)みでも怨みは怨み。理屈に合わんでも飛んだ目に遭いますよ。今までの教えでは立ちて行きません。生まれ替わらねば人も生きては行けません。平等愛とは、差別愛のことです。公平と言う声に騙(だま)されないように。数で決めるなと言ってありましょう。群集心理とは一時的の邪霊の憑(つ)きものです。上から乱れているから下のしめしがつかないのです。我(わ)れ善(よ)しのやり方では世は治まりません。(十二月七日)一二十

 

 

第五十七帖(五六八)

 

 仲よしになって道伝えなさい。道を説きなさい。一切を肯定して二九(ジク)を伝えなさい。悪神憑(か)かりたなれば自分では偉い神様がうつりていると信じ込むものです。可哀想なれどそれも己の天狗からです。取り違いからです。霊媒の行い見ればすぐわかるではないですか。早く改心しなさい。霊のおもちゃになっている者多い世の中、大将が誰だかわからないことになりますよ。先生と言ってやれば皆先生になっていますね。困ったものです。(十二月七日)一二十

 

 

第五十八帖(五六九)

 

 神々の数は限りないのですが、一柱(ひとはしら)ずつ御名(みな)を称(たた)えていては限りありません。大日月(不明記号)(ヒツキクニ)の大神と称えまつりなさい。すべての神々様を称えまつることです。日は父、月は母、クニは自分です。自分拝まねばどうにもならないことになって来ます。一日が千日になりました。(十二月七日)一二十

 

 

第五十九帖(五七〇)

 

 ゝ忘れないように。世を捨て、肉を離れて天国近しとするは邪教です。合わせ鏡ですから片輪となっては天国へ行けない道理です。迷信ですよ。金で世を治めて、金で潰して、地固めしてみろくの世と致すのです。三千世界のことですから、ちと早い遅いはあります。少し遅れると人民は、神示は嘘だと言いますが、百年もつづけて嘘は言えませんよ。言いませんよ。(十二月七日)一二十

 

 

第六十帖(五七一)

 

 ここはいと古い神まつりて、いと新しい道ひらくところ。天狗さん鼻折りて早く奥山に詣(まい)りなさい。この世の仕事があの世の仕事。この道理わからずに、この世の仕事捨てて、神の為ですと言って飛び回る鼻高さん、ポキンです。仕事仕えまつりなさい。徳つめばこそ天国へ昇るのです。天国に行く人、この世でも天国にいます。キタはこの世の始めなり。(十二月七日)一二十

 

 

第六十一帖(五七二)

 

 自分のみの信仰は、私心私情のため、自己つくりてから人を導くのだと理屈言っていますが、その心根洗って自分でよく見つめなさい。悪は善の仮面かぶって心の中に喰い入っていますよ。仮面が理屈、理屈は隠れ蓑(みの)。(十二月七日)一二十

 

 

第六十二帖(五七三)

 

 洋服ぬいで和服着て、また洋服着るのです。仏の力と神の力と同じではありませんよ。同じ所までは同じですが、もう此処(ここ)まで来たら、この先は神の道でなくては動きとれません。神の大道は上の上なのです。神の道を明らかにすれば、神はその人を明らかにします。天使は天と地の和合者、仁人は地と天の和合者。(十二月七日)一二十

 

 

第六十三帖(五七四)

 

 奥山奥山と知らせてありますが、ふでは奥山から出て、奥山で分けるくらいのこと、何故にわからないのですか。誰でもが勝手にしてはなりません。それぞれの順立てねば悪となります。わからないのは、我れ善しからです。元から固めて行かなければ何時(いつ)までたっても小田原です。小田原も道筋ながら、それでは世界の人民丸つぶれとなりますよ。三分残したいために三千の足場と言ってあるのです。早く三千集めなさい。御役御苦労。(十二月七日)一二十