日月神示 黄金の巻 第六十四帖(五七五)から第七十二帖(五八三)

第六十四帖(五七五)

 

 何処で何していても道さえ踏んで居れば弥栄えます。行き詰まったら省みなさい。己の心の狂い、わかって来ますよ。神から伸びた智と愛でないと、人民の智や学や愛はすぐペシャンコ。やってみなさい。根なし草には実は結びませんよ。お尻出したらお尻綺麗に拭(ふ)いてやりなさい。怒ってはなりません。子の尻と思って拭いてやりなさい。わかった人民よ。今の内は阿呆(あほう)結構ですよ。一つに和しなさい。人間心で急がないように。(十二月十四日)一二十

 

 

第六十五帖(五七六)

 

 自分に捉(とら)われると局部の神、有限の神しかわかりませんよ。自分捨てると光さし入りますよ。知はアイ、息は真です。平面の上でいくら苦しんでも何にもなりません。かえってめぐり積むばかり。どうどうめぐりです。てんしは奥山にお出ましです。(十二月十四日)一二十

 

 

第六十六帖(五七七)

 

 省みると道見出し、悟ると道がわかり、改めると道進みます。苦しむばかりが能ではありません。自分の中にあるから近寄って来るのですよ。嫌なこと起こって来るのは、嫌なことが自分の中にあるからです。肉体は親から受けたのですから親に似ているのですよ。霊は神から受けたのですから神に似ているのですよ。わかった守護神、一日も早く奥山へ出て参りて、神の御用結構。(十二月十四日)一二十

 

 

第六十七帖(五七八)

 

 慢心(まんしん)出るから神示読まないようなことになるのです。肚の中に悪のキ這入(はい)るからぐらぐらと折角(せっかく)の屋台骨動いて来るのです。人の心がまことにならないと、まことの神の力現われませんよ。身魂(みたま)磨きとは善いと感じたこと直(ただ)ちに行うことです。愛は神から出ているのですから、神に祈って愛さして戴くようにすると弥栄えますよ。祈らずに自分でするから、元を絶つから、我れ善しに、自分愛になるのですよ。自分拝(おろが)むのは肉愛ではありません。(十二月十四日)

 

 

第六十八帖(五七九)

 

 神と人の和は神よりなさるものです。本質的には人間から神に働きかけるものではありません。働きかける力は神から出るのですから人間から和し奉(たてまつ)らねばならないのです。信じ合う一人が出来たら一つの世界を得たこと。一つ得たら二つになったことです。祈りを忘れることは、神を忘れること、神から遠ざかること、それではなりません。安全な道通りなさい。安全な教(おしえ)の所へ集まりなさい。(十二月十四日)

 

 

第六十九帖(五八〇)

 

 悪く言われるのが結構です。何と言われてもビクつくような仕組していませんよ。天晴(あっぱ)れ、三千世界のみろくの仕組、天晴です。この先は神の力戴かないと、ちっとも先行けないことになりますよ。行ったと思ってふり返ると、後戻りしていたのにアフンです。心得なさい。何も彼(か)も存在許されているものは、それだけの用あるからです。近目で見るから、善です悪ですと騒ぎまわるのです。大きい一神を信じるまでには、部分的多神から入るのが近道。大きものは人目ではわかりません。この方世に落ちての仕組ですから、落として成就する仕組、結構。神様は親、四角張(しかくば)らずに近寄って来て親しんで下さいね。(十二月十四日)

 

 

第七十帖(五八一)

 

 シクジリのミタマもありますが、この方の仕組です。めったに間違いないのですから、欲しいものにはひとまず取らせておきなさい。めぐりだけ取って行って下さる仕組です。苦しめたら改心中々です。喜ばせて改心結構ですねえ。すべてを愛しなさいと言うのは、高い立場のことですよ。九九(ここ)には九九の立場あります。よく心得なさいな。世の中には順序あります。それがカズタマ(数霊)、動くと音出ます。それがコトタマ(言霊)、ものには色あります。それがイロタマ(色霊)。(十二月十四日)

 

 

第七十一帖(五八二)

 

 世界がそなたにうつっているのです。世界見て己の心早く改心致して下さいね。世はグルグルと七変わり、改心の為、世界の民(たみ)皆、今度は引き上げ一旦(いったん)みなあります。経(たて)のつながりを忘れがちです。平面のことのみ考えるから平面のキのみ入るのです。平面の気のみでは邪なのです。動機善なら失敗は薬。(十二月十四日)

 

 

第七十二帖(五八三)

 

 世界の人民改心しなさいと言うのです。どんなめぐりある金でも持って居ればよいように思っていますが、めぐりある金はめぐりそのものとわからないのですか。

 

 家の治まらないのは女が出るからです。夫立てると果報は女に来ます。天界に住む者は一人一人は力弱いが和すから無敵です。幽界に住む者は一人一人は力強いが孤立するから弱いのです。仲よう和してやれと言う道理わかりましたか。そなたは何万年の原因から生まれ出た結果なのです。不足言わないように。十二月十四日。