日月神示 黄金の巻 第十帖(五二一)から第十七帖(五二八)

第十帖(五二一)

 

 もう化(ば)けては居れません。化けの世はすんだのですから、人民ウソしてはなりません。嘘見分ける鏡与えてありますよ。早く改心しなさい。仏(ぶつ)の取り次ぎ、キリストの取り次ぎ、天理、金光、大本の取り次ぎさん、早く改心結構です。アラーの取り次ぎさん、道教も同様です。人間はいつも創られつつあるものです。これでよいということはないのです。ゴッドも仏も神も皆その通りです。世の中も、大千世界も亦(また)同様です、つくられつつあるのです。愛と言い真と言うもの皆方便(ほうべん)です。いずれも誠の現われです。ほうべんの世はすみてホウベンの世となりますよ。そのホウベンの世済みて誠の世となるのです。善悪なき世となるのです。わかりましたか。かのととりの日。一二十(ヒツキノカミ)

 

 

第十一帖(五二二)

 

 今度のイワトびらき、神と人との九十運動です。立て替えの守護が大切です。まず一筋の天地の道から変えるのです。次に人の道つくるのです。経と緯です。人の道と天地の道と間違えていますよ。人の道は花色々と咲き乱れ、織(お)り交(ま)ぜて、楽し楽しのそれぞれです。自分で自分のことしているのですが、またさせられているのですよ。大き自分に融(と)け入ったとて小さい自分無くなってしまうのではないのです。神人(かみひと)です。天地(あめつち)ですと言ってありましょう。善も仮です。悪も仮です。よく心得なさい。かのととりの日。一二十(ヒツキノカミ)

 

 

第十二帖(五二三)

 

 守護神守護神と言っていますが、魂の守護神は肉です。肉の守護神は魂です。くるくる廻(まわ)ってまた始めからです。前の始めと始めが違います。皆相談し合ってよきに弥栄えますよ。為(な)さねば後悔です。始めからの神示(ふで)読めばわかるように示してあるではないですか。神示読まないから迷うのですよ。神は人民の気引きます。神示読みなさい。神示出ます。かのととり。一二十

 

 

第十三帖(五二四)

 

 神示はちっとも違いません。違うと思うことあったら己の心顧みなさい。その心曇っているのですよ。めぐりあるだけ神がうらめしくなりますよ。めぐり無くなれば神が有り難いのです。人間無くて神ばかりでは、この世のことは出来はしません。神が人間になって働くのです。わかりましたか。新しき神国が生れるまでめぐりばかりがウヨウヨと、昔のしたことばかり恋しがっていますが、そんなこと何時(いつ)までも続きません。三年の苦しみ、五年もがき、七年でやっと気のつく人民多いのです。

 

 皆仲よう相談し合って力合わせて進め進め。弥栄えますよ。二つに分かれますよ。三つに分かれますよ。分かれて元に納(おさ)まる仕組。結構結構。理解大切。理解結構。思考しなければこれからは何も出来ません。拝(おろが)み合うことは理解し合うことです。手合わせて拝むばかりでは何もわかりはしません。何故に心の手合わせないのですか。心の手とは左行く心の手と右行く心の手と和すことです。サトルことです。苦しんで苦しんで苦しみぬいて得たことは楽に得たことです。その楽に得たことのみ自分の身につくのです。血です。肉です。かのととり。一二十

 

 

第十四帖(五二五)

 

 しるしは(不明記号)と言ってありましょう、(不明記号)なかなかですねえ。為せ、為せ、為せば成る時です。為さねば後悔です。元たてなさい。かのととり。一つ九十

 

 

第十五帖(五二六)

 

  人から見てあれならばと言うようになれば、この方(ほう)の光出るのです。行(ぎょう)出来なければお出直し、お出直し多いですねえ。独断役には立ちません。イワトびらきの九分九厘でひっくり返り、また九分九厘でひっくり返る。天明五十六才七ヵ月、ひらく。かのととり。一二十

 

 

第十六帖(五二七)

 

 羹(あつもの)に懲(こ)りて膾(なます)吹(ふ)いている人民よ。欲(よく)捨てるとわかって来ますよ。まことの欲深(よくぶか)になりなさい。イロハの勉強とは、日々の生活を神示に合わすことです。この中から神示通りのカタ出しなさい。出さねばなりませんよ。わかった人ほど、口静かになります。天狗が出て来て三日天下、それも御役、御役御苦労ですねえ。良けりゃ立ち寄り、悪くなれば立ち去るような人民、早く退(の)いて見物(けんぶつ)していなさいな。いつも日和見(ひよりみ)していると気の毒出来ますよ。神に使われるのは一(ひと)通りや二(ふた)通りの苦労では出来ません。

 

 宗教によるもののみ天国に行くと考えるもの、自分の教会のみ天国に通ずるというもの、皆悪の眷族(けんぞく)ばかり。迷わないように。迷うは欲からです。体験と理解のみ財産です。神示肚に入ったら、それでもうよいのです。去りて花咲かせなさい。肚に入るまでは去ってはなりません。確(し)か心得なさい。かのととり。一二十

 

 

第十七帖(五二八)

 

 神、拝(はい)しても筋違うと水の泡(あわ)です。まだ迷っていますが、それでは仕組み成就(じょうじゅ)しませんよ。褌(ふんどし)しめて一本道の真心結構。金がよければ金拝みなさい。人がよければ人拝みなさい。神がよければ神拝みなさい。かのととり。一二十