日月神示 まつりの巻 第一帖(四〇五)から第八帖(四一二)

第十九巻

 

まつりの巻(全二十三帖)

 

自 昭和二十一年八月八日

至 昭和二十一年八月三十一日

 

 

第一帖(四〇五)

 

 五つに咲いた桜花、五つに咲いた梅の花、どちら採(と)る気ですか。今までの教(おしえ)ではこの道わかりませんよ、ますます食う物なく曇りてきますよ、その国その所々(ところどころ)で当分暮らし向き出来ますよ、野見なさい、森見なさいと言ってありましょう、青山も泣き枯る時来ると言ってありましょう、海川も泣き枯る時来ますよ、まだ気づかず我(われ)さえよければよいと、我(わ)れ善(よ)ししている人民、神々様、気の毒来ますよ、今までは神も仏も同じだと言っていましたが、神と仏は違うのですよ、十(かみ)の動くが卍(ほとけ)です、卍の動くが(渦の印)です、(渦の印)の澄(す)みきりが神です、神と仏と臣民とは違うのです。八月八日、一二(不明記号)。

 

 

第二帖(四〇六)

 

 これまでは「いろは」でしたが、いよいよ「一二三(ひふみ)」の力加わりますよ、「いろは」はやさしいが「一二三」は荒(あら)いから、荒事(あらごと)もするから、その覚悟致してくださいね、その覚悟よいですか、汚い心捨てていると、小さい心大きくなりて自分でもびっくりするよう、結構が来ますよ。警察いらんと言ってありましょう。八月九日、一二(不明記号)

 

 

第三帖(四〇七)

 

 旧九月八日からの誓(ちかい)の言葉知らせます。

 

 御三体(ごさんたい)の大神様(おおかみさま)、御三体の大神様、天(あめ)の日月(ひつく)の大神様、雨(あめ)の神様、風(かぜ)の神様、岩(いわ)の神様、荒(あれ)の神様、地震(じしん)の神様、地(くに)の日月の大神様、世の元からの生神(いきがみ)様、百々(もも)の神様の大前に、日々弥栄(にちにちいやさか)の大息吹(おおいぶき)、御守護弥栄(ごしゅごやさか)に御礼(おんれい)申し上げます。この度(たび)の三千(さんぜん)世界の御神業(ごしんぎょう)、いやが上にも千万弥栄(せんまんいやさか)の御(おん)働き、祈り上げます。三千世界の神々様、臣民人民、一時(ひととき)も早く改心致し、大神様の御心(みこころ)に添(そ)い奉(たてまつ)り、地(くに)の日月の神と成りなりて、全(まった)き務め果たしまするよう、何卒御守護願い上げます。そがため、この身この霊(たま)は、如何様(いかよう)にでもお使い下さいませ、何卒三千世界の神々様、臣民人民が、知らず知らずに犯しました罪、穢(けが)れや過(あやま)ちは、神直日大直日(かむなおひおおなおひ)に見直し聞き直し下さいますよう、特にお願い申し上げます。元津神(もとつかみ)えみため、えみため。八月十日、一二(不明記号)

 

 

第四帖(四〇八)

 

 世こしらえてから臣民の種植えて、臣民つくったのです。世、こしらえた神々様は「ながもの」の御(おん)姿です、今に生き通しです。神が見て、これならという身魂に磨けたら、神から直々の神つけて、天晴(あっぱ)れにしてあげますから、御用見事仕上げさせますよ、臣民ばかりでは出来ない三千世界の大洗濯、誰一人落しとうもない神心、皆揃うてお蔭やりたや、喜ぶ顔見たや、遠い近いの区別なし、皆々我が子です、可愛い子です、早う親の心汲み取りなさいな、八月十一日、一二(不明記号)

 

 

第五帖(四〇九)

 

 肉体一(はじめ)苦しめたら、今度その守護神にはそれだけの見せしめせなならんことになっているのです。神憑(かみが)かりでまだ世界のこと何でもわかると思っている人民、気の毒出来ますよ。八百八光(はっぴゃくやこう)の金神(こんじん)殿、いよいよにかかりなされました。出雲(いずも)の大神様、この世構いなさる大神様なり、その所得(ところえ)ない者、人民ばかりでないのです、三千世界の迷うミタマに所得さして、嬉(うれ)し嬉しに祀りてやりなさい、コトで慰め弥栄(やさか)えしめよ、コトまつりて神の列(つら)に入れしめよ。その国々ぞ、頭(あたま)々で、祀り結構です、祀りくださいね。邪祓(じゃはら)うとは、邪無くすることではありません、邪を正しく導くことです、追い払わないように、まつろいなさい。引き寄せて抱き参らせなさい、取り違いしてはならない大切事(たいせつごと)です、八月十二日、一二(不明記号)

 

 

第六帖(四一〇)

 

 取られたり、取り返したり、こねまわし、終わりは神の手に甦(よみがえ)る。世の元の真清水湧(ましみずわ)きに湧くところ、やがて奥山遷(うつ)さななりません。神示(ふで)わかる臣民二三分出来たなら、神いよいよのとどめ刺します。三界(さんがい)を貫く道がマコトです、マコトの道は一つです。神界の、マコト隠れし今までの、道はマコトの道でないのです。鬼(おに)、大蛇(おろち)、草木動物虫けらも、一つにえらぐ道がマコトです。八月十三日、一二(不明記号)

 

 

第七帖(四一一)

 

 金(かね)いらないことになると言ってありましょうが、世界の人民皆青くなって、どうしたらよいかと何処(どこ)尋ねてもわからないこと近づきました、早うこの神示(ふで)読ましてくださいね、神の心が九分通り臣民にわかったら、神の政治わかるのです、与える政治いくらでもあるのです、一通りと思わないように、時と所によっていくらでもあるのです、つまることない神の政事(まつりごと)です。人民の政治、神国(かみぐに)には用いられないのです、三千世界天晴れの政治早う心得て、まつりてくださいね。悪神(あくがみ)の眷族(けんぞく)はまだよいのです、箸にも棒にもかからない、話のわからない動物霊に化(ば)かされて、玩具(おもちゃ)にされていて、まだ気づかないのですか、神はいつまでも待たれないから、こんな身魂(みたま)は一所(ひとところ)に集めて灰にするよりほかないから、心得ておりて下さいね。八月十四日、一二(不明記号)

 

 

第八帖(四一二)

 

 旧九月八日で一(ひと)切りです、これで一(はじめ)の御用は済みました、八分通りは落第です、次の御用改めてさせるから今度は落第しないよう心得てくださいね。何もかも神は見通しですから、神の仕組、人民で遅れないよう気つけて結構致し下さいね。

 

 二(つぎ)の仕組、御用は、集団(まどい)作りでよいのです。元はそのままにしておかなければなりませんよ、天明まだまだ神示の御用結構です、阿呆(あほう)結構です、利口(りこう)出ると壊れます。天明ばかりではありません、皆同様です、皆利口になったものですねえ、くどう神に物申させないように。八月十五日、一二(不明記号)