日月神示 風の巻 第九帖(三六〇)から第一四帖(三六五)

第九帖(三六〇)

 

 土地分け盗(ど)りばかりか天まで分け盗って、自分のもと威張(いば)っていますが、人民の物一つもないのです。大引き上げにならないうちに捧げた臣民結構です。宮の跡はS(エス)となります。ナルトとなります。天(あめ)の岩戸は開いてあります。地(くに)の岩戸、人民開かなければなりません、人民の心次第でいつでも開けるのです。泥の海になると人民思うところまで一時は落ち込むのです、覚悟よいですか。

 

 神国(ぐに)には神国の宝、神国の臣民の手で、元の所へ納めなければなりません。タマなくなっていると言ってありましょう。何事も時節到来致しているのです、富士晴れるばかりの御代となっているのですよ。人民神に仕えて下さらんと神のマコトの力出ませんよ、持ちつ持たれつと言ってありましょう、神まつらずに何事も出来ませんよ、まつらいでするのが我れ善しです、天狗の鼻です。まつらいでは真っ暗です、真っ暗の道で道開けませんよ。

 

 神は光ですと言ってありましょう、てんし様よくなれば、皆よくなるのです。てんし様よくならないうちは、誰によらん、よくなりはしませんよ、このくらいのこと何故(なぜ)にわからないのですか、よくなったと見えたら、それは悪の守護となったのです。

 

 神憑(が)かりよくありませんよ、やめて下さいね、迷う臣民出来ます。ほどほどにしなさいと言ってありましょう。皆々心の鏡掃除すれば、それぞれに神憑かるのです。肉体心で知ることは皆カスばかり、迷いの種ばかりですよ、この道理わかったでしょう、くどう言わせないように。二月の十六日、ひつ九の神。

 

 

第十帖(三六一)

 

 これからは、人民磨けたら、神が人民と同じ列に並んで経綸(しごと)させるから、これからは恐しい結構な世となります。もう待たれんから、わからねばどいて見ていなさいと言ってありましょう、わからないうちにわかって下さいね。肉体のあるうちには、中々改心は出来ないものですから、御魂(みたま)にして改心するよりほかない者たくさんあるから、改心難しいなれど、我慢してやりて下さいね。時節には時節のこともさせますよ。時節結構ですね。二月十六日、ひつ九ノ神。

 

 

第十一帖(三六二)

 

 日本の国に食べ物無くなってしまいますよ。世界中に食べ物無くなってしまいますよ。何も人民の心からです。食べ物無くなっても食べ物ありますよ、神の臣民人民、心配ないのです、共食いいけませんよ。心得なさい。二月十六日、ひつ九のか三。

 

 

第十二帖(三六三)

 

  日本の人民餌食(えじき)にしてもやり通すと、悪の神言っている声、人民には聞こえないのですか。よほどしっかりと腹帯(はらおび)締めおいて下さいね。神には何もかも仕組みてあるから、心配ありません。改心出来ねば気の毒にするより方法ないのですが、待てるだけ待っていますよ。

 

 月の大神様が水(み)の御守護、日の大神様が火の御守護、御土(おつち)つくり固めたのは、大国常立(おおくにとこたち)の大神様。この御三体(ごさんたい)の大神様、三日この世構いなさらねば、この世、くにゃくにゃですよ。実地を世界一度に見せて、世界の人民一度に改心させますよ。

 

 五十になっても六十になっても、いろは、一二三(ひふみ)から手習いさせますよ。出来ねばお出直しです。慢心、早合点大怪我のもと、今の人民、智が走り過ぎていますよ、気をつけなさい。二月十六日、ひつ九のか三。

 

 

第十三帖(三六四)

 

 楽してよい御用しようと思っているのは悪の守護神に使われているのですよ。人の殺し合いでこの世の立て替え出来ると思っているのも悪の守護神です。肉体いくら滅ぼしても、善き世にはなりません。魂(たま)は鉄砲では殺せないのです。魂は他(ほか)の肉体に移りて目的立てるのですよ、いくら外国人殺しても、日本人殺しても、善き世は来ません。今までのやり方スクリ変えて、神の言うようにするより他に道ありません。このたびの岩戸開きはなかなかですと言ってありましょう、見ていなさい、善一筋の与える政治で、見事立て替えてみせますよ。

 

 和合せんとマコトのお蔭やれませんよ、一家揃ったらどんなお蔭でもあげますよ。一国揃ったらどんな神徳(しんとく)でもあげますよ。自(おの)ずから頂けるのです。神要らない世にしてくださいね。二月十六日、ひつ九か三。

 

 

第十四帖(三六五)

 

  新しき世とは神無き世なりけり、人、神となる世にてありけり。世界中人に任せて神々は楽隠居(らくいんきょ)なり、あら楽し世です。

 

 この世の頭(かしら)している者から改心せねば、下(しも)の苦労しますが長くなりますよ、ここまで分けて言っても、実地に見せても、まだわかりませんか。世界中のことですから、この方世界構うお役ですから、チト大き心の器(うつわ)持ちて来て下さいね。金も銀も銅も鉄も鉛も皆出てきなさい。それぞれに嬉し嬉しの御用いくらでも与えてとらせますよ。この巻、風の巻。二月十六日、ひつ九のか三。

 

<『風の巻』了>