日月神示 磐戸の巻 第七帖(二四三)から第十帖(二四六)

第七帖(二四三)

 

 臣民の戦(いくさ)や天災ばかりで今度の岩戸開くと思っていたら大きな間違いです、戦や天災で埒開(らちあ)くようなチョロコイことではないのです、開いた口ふさがらないことになって来るのですから、早くミタマ磨いて怖いもの無いようになっておってくださいね、肉体の怖さではないのです、魂(たま)の怖さです、魂の戦や禍(わざわい)は見当とれないでしょう、マツリ第一と言うのです、神のミコト聞きなさい、理屈は悪魔と言ってありましょう、神のミコトに聞きなさい、それにはどうしても身魂磨いて神憑かれるようにならねばなりません。神憑かりと言っても、そこらに御座る天狗や狐や狸憑ではないのです。マコトの神憑かりです。

 

 右行く人、左行く人、咎(とが)めないように。世界のことは皆、己の心にうつって心だけのことより出来ないのです、この道理わかりましたか、この道は真中(まなか)行く道とくどう言ってあること忘れないように、今までのような宗教や教えの集団(つどい)は潰れてしまいます、神が潰すのではないのです、自分で潰れるのです、早くこの神示、魂(たましい)にしてマコトの道に生きてください、配給は配給と言ってありますが、天理は天理、金光は金光だけの教えなのです。この神の言うこと、天の道です、地の道です、人の道です。今度の岩戸開きの大望(たいもう)済んだとしても、すぐに善いことばかりではないのです、二度とないことですから臣民では見当とれないから、肚の底から改心して、素直に、神の言う通りにするのが何より結構なことです。一月七日、(〇の中にゝの印)のひつ九か三。

 

 

第八帖(二四四)

 

 神の国の昔からの生神(いきがみ)の声は、世に出ている守護人の耳には入りません、世に出ている守護人は九分九厘まで外国魂だから、聞こえないのです。外国の悪の三大将よ、いざ出て参りなさい、マトモからでも、上からでも、下からでも、横からでも、いざ出て参りなさい。この神の国には世の元からの生神(いきがみ)が水も漏らさぬ仕組してあるから、いざ出て参りて得心ゆくまでかかりて御座れ、敗(ま)けても悔しくないまでに攻めて御座れよ、堂々と出て御座れ、どの手でもかかりて御座れ。その上で敗けて、これはかなわないと言う時までかかって御座れ。学、勝ったら従ってやりますよ、神の力にかなわないこと心からわかったら、末代どんなことあっても従わして、神の神のマコトの世にして、改心さして、万劫末代口説(まんごうまつだいくぜつ)ない世にしますよ。ミエタ、ご苦労でありました。一月九日、(〇の中にゝの印)の一二のか三。

 

 

第九帖(二四五)

 

 富士と鳴門の仕組わかりかけたら、いかなる外国人でも改心しますよ、それまでに神の国の臣民改心しておらぬと気の毒出来ますよ。天狗や狐は誰にでも憑かりてモノ言いますが、神は中々にチョコラサとは憑かりませんよ、善き代になりたら神はモノ言いません。人が神となるのです、この神は巫女(みこ)や禰宜(ねぎ)には憑かりません、神が誰にでも憑かりて、すぐ何でも出来ると思っていると思いが違うから気をつけなさい。神憑かりに凝(こ)るとロクなことないからホドホドにしてくださいね。この道は中行く道と言ってありましよう。

 

 戦済んだでもなく、済まないでもなく、上げも下ろしもならず、人民の智や学や算盤(そろばん)では、どうにも出来ないことになるのが目の前に見えているのですから、早く神の言う通り素直に言うこと聞きなさいと言っているのですよ。長引くほど国はじりじりに無くなりますよ。米あると言って油断しないように、タマあると言って油断しないように。命あると言って油断しないように。この神示よく読めば楽になって、人々から光出るのです、辰(たつ)の年は善き年となっているのです、早く洗濯してくださいね。一月十一日、(〇の中にゝの印)のひつ九神。

 

 

第十帖(二四六)

 

 悪の仕組は、日本魂を根こそぎ抜いてしまって、日本を外国同様にしておいて、ひと呑(の)みにする計画です。神の臣民、悪の計画通りになって、尻の毛まで抜かれていても、まだ気づきませんか、上からやり方変えてもらわねば、下ばかりではどうにもなりませんよ。上に立っている人、日に日に悪くなってきていますよ。

 

 メグリある金でも物でも持っていたらよいように思っていますが、えらい取り違いです。早く神の言うこと聞いて下さいね。世界の何処探しても、今ではここより他に神のマコトの道知らすところないのです。この道の役員、上から見られないところに善きことないと、今度の御用なかなかに務まりませんよ、洗濯急ぎなさい、掃除急ぎなさい、家の内が治まらないのは女にメグリあるからです、このことよく気つけておきなさい、村も国々も同様です。女のメグリは怖いのですよ。節分からは八回柏手(かしわで)打って下さいね。神烈(はげ)しくなります。一月十二日、(〇の中にゝの印)のひつ九ノ神。