日月神示 日の出の巻 第十七帖(二三〇)から第二十帖(二三三)

第十七帖(二三〇)

 

 何もかもひっくるめて立て直しするのですから、何処から何が出て来るかわかりませんよ、御用はそれぞれの役員殿、手分けして務めてくださいね、皆の者に手柄立てさせたいのです、一ヶ所(ひとところ)の御用二人ずつでやってくださいね、結構な御用です、いずこも仮です、世変わったら結構に祀ってくださいね、今は型ですよ、祀れ祀れと言ってあること忘れないように、まつわらねばならないのです、神がついているのですから神の言う通りにやれば箱指したように行くのです。産土(うぶすな)様忘れないように。十二月十九日、ひつ九か三。

 

 

第十八帖(二三一)

 

 富士の御用は奥山に祀ってくださいね、カイの御用も続けてくださいね、江戸一の宮作ってくださいね、道場も同じです、(渦の印)海(うづうみ)の御用とは、(渦の印)海の鳴門(なると)と、(渦の印)海の諏訪(すわ)と、(渦の印)海のマアカタと、三(み)と所(ところ)へ祀ってくださいね。まつりの仕方、天明に知らしておきますよ、その前の御用、言葉で知らしたこと済みました、(渦の印)海マアカタとは印旛(いんば)です。十柱とは火の神、キの神、金(かね)の神、日の出の神、竜宮の乙姫、雨の神、風の神、地震の神、荒の神、岩の神です。辛酉の日に祀ってください。しばらく御神示(おふで)出ませんよ。皆の者早く今までの神示肚に入れてくださいね、神急ぎますよ。神示読めば神示出て来ますよ。神祀り早く済ませてくださいね。十二月二十一日朝、一二のか三。

 

 

第十九帖(二三二)

 

 海には神の石鎮め祀ってくださいね、山には神の石立てて樹植えてくださいね、石は神の印つけて祀るところに置いてありますよ、祀り結構です、富士奥山には十柱の石ありますよ、十柱祀ってくださいね、祀るところ、行けばわかるようにしてあります。十二月二十六日、ひつ九ノか三。

 

 

第二十帖(二三三)

 

 この度は世に落ちておいでなされた神々様をあげねばならないのです、臣民もその通りです、神の言う通りにすれば何事も思う通りスラスラと進むと言ってありましょう。これからは神に逆らうものは一つも埒あきません、やってみなさい、九分九厘でグレンです。神の国はどうしても助けなければならないから、神が一日(ひとひ)一日と延ばしていることわかりませんか。皆の者が神を軽くしているからお蔭なくなっているのですよ、世の元の神でも身魂(みたま)となっていたのでは真(まこと)の力出ないのです。今度の経綸(しぐみ)は世の元の生き通しの神でないと間に合わないのですよ。何処(どこ)の教会でも元はよいのですが、取次役員がワヤにしてしまっているのですよ、今の様は何ごとですか。

 

 この方は力あり過ぎて失敗(しくじ)った神です、この世構う神でも我(が)出すと失敗るのです、どんな力あったとて我出さないように、この方がよい見せしめです。世界構うこの方さえ我で失敗ったのです、くどいようですが、我出さないように、慢心と取り違いが一等気障(きざわ)りです。改心チグハグですから物事後先(あとさき)になりました、経綸少しは変わります。今の役員、神の道広めると言って我(われ)を広めているではないですか、そんなことでは役員とは言えませんよ。今までは神が世に落ちて人が神になっておったのです、これでは世は治まりません。神が上(かみ)、臣民、臣民で下におらねばなりません。吾(われ)が苦労して人救う心でないと、今度の岩戸開けませんよ、岩戸開きの御用する身魂は、吾の苦労で人助けねばならないのです。

 

 十年先は五六七(ミロク)の世です、今の人間、鬼より蛇より邪見ですよ、蛇の方が早く改心しますよ、早く改心せねば泥海にしなければならないから、神は日夜の苦労です。道は一つと言ってありましょう、二つ三つ四つあると思ってはなりませんよ、足元から鳥立つと言ってありましょう、人民火がついてもまだ気づかずにいますが、今に体に火ついてチリチリ舞いしなければならないことになるから、(〇の中にゝの印)、くどう気つけておきなさい。三四気をつけてください、神の国は神の力で何事も思うように行くようになっているのに、学や智に邪魔されている臣民ばかり、早く気づかないと今度という今度は取返しつきませんよ。見事なこと神がして見せますよ、見事なことです、人間には恐いことです、大掃除する時は棚のもの下に置くことあるのですよ、下にあったとて見下げてはなりませんよ。

 

 この神は神の国の救われること一番願っているのですよ、外国人も神の子ではあるが性来(しょうらい)が違うのですよ、神の国の臣民が真(まこと)の神の子です、今は曇っていますが、元の尊い種植えつけてあるのですよ、曇り取り去ってくださいね、依怙(えこ)のようですが外国は後まわしです、同じ神の子でありながら神の国の臣民の肩持つとは公平でないと言う者ありますが、それは昔からの深い経綸であるから臣民にはわからないことですよ、一に一足す二でないと言ってありましょう、何事も神の国から神の民(たみ)からです、洗濯も同様です。今度の御用外(はず)したら、いつになっても取り返しつかないことになるのですから、心して御用してくださいね、やり損ない出来ないことになっているのですよ。天の一柱、地に一柱、火にも焼けず水にも溺(おぼ)れない元の種、隠しておいてのこの度の大立て替えです、どんなことあっても人間心で心配しないように、細工は流々(りゅうりゅう)、仕上げ見てくださいね、この神はめったに間違いないのです。三千年地に潜(もぐ)りての経綸で、悪の根まで調べてからの経綸ですから、人間どの心配せずに、神の言うよう素直に致して下さいね。

 

 末法の世とは地の上に大将の器(うつわ)無くなっていることです。オロシヤの悪というのは泥海の頃から生きている悪の親神です。北に気をつけなさい、日本の国は結構な国で、世界の元の、真中の国ですから、悪神が日本を取って末代の住居(すまい)とする計画で、トコトンの知恵出して、どんなことしてもするつもりで、いよいよを始めているのですから、よほど褌(ふんどし)締めて下さいね、日本の上に立っている守護神にわかりかけたらバタバタに埒あきます。早く改心してくださいね。十二月二十六日、一二(〇の中にゝの印)。