日月神示 日月の巻 第一帖(一七四)から第五帖(一七八)

第六巻

 

日月の巻(全四十帖)

 

自 昭和十九年旧九月一日

至 昭和十九年十一月三十日

 

 

<日の巻>

 

第一帖(一七四)

 

 富士は晴れたり日本晴れ。(〇の中にゝの印)の巻書き知らせます。この世に自分の物という物は何一つないのです。早(はよ)う自分からお返しした者から楽になるのです。今度の大洗濯は三つの大洗濯が一度になっているのですから、見当取れないのです。神の国の洗濯と外国の洗濯と世界ひっくるめた洗濯と一度になっているのですから、そのつもりでおって少しでも神の御用務めてくださいね。これからがいよいよの正念場と言ってありましょう。今はまだまだ一の幕で、先繰(せんぐ)り出て来るのです。

 

 我(が)、出したらわからなくなります、てんし様拝みなさい、てんし様まつってくださいね、臣民無理と思うことも無理でないこと沢山にあるのです、神はいよいよの仕組にかかったと言ってありましょう。壊さないように、練(ね)り直すのです。世界を摺(す)り鉢(ばち)に入れてこね廻し、練り直すのです。日本の中に騒動起きます。神の臣民気をつけてくださいね。日本も神と獣に分かれているのですから、否(いや)でも応でも騒動となるのです。小さくしたいのですが。旧九月一日、ひつ九のか三。

 

 

第二帖(一七五)

 

 三千年、三千世界乱れたる、罪や穢れを身において、この世の裏に隠れしまま、この世構いし大神の、ミコト畏(かしこ)みこの度の、岩戸開きの御用する、身魂(みたま)はいずれも生き変わり、死に変わりして練りに練り、鍛えに鍛えし神国(かみぐに)の、まことの身魂天駈(あまか)けり、地(くに)駈けります元の種、昔の元の御(おん)種ぞ、今落ちぶれているとても、やがては神の御民(みたみ)とし、天地(あめつち)駈けり神国の、救いの神と現われる、時近づきぬ御民等(みたみら)よ。今一苦労二苦労、とことん苦しきことあれど、堪え忍びてぞ次の世の、まこと神代(よ)の礎(いしずえ)と、磨きてくれよ神身魂、弥栄つぎに栄えなむ。身魂幸(さち)はえましまさむ。旧九月二日、ひつ九のか三。

 

 

第三帖(一七六)

 

 この神示(ふで)、声立てて読んで下さいと言ってありましょう。臣民ばかりに聞かすのではないのです。守護神殿、神々様にも聞かすのです、声出して読んでさえおればよくなるのです。だからと言って、仕事休まないように。仕事は行(ぎょう)ですから務め務めた上にも精出してくださいね。それが真(まこと)の行です。滝に打たれ、断食するような行は幽界(がいこく)の行です。神の国のお土踏み、神国の光息して、神国から生れる食べ物頂いて、神国の御(おん)仕事している臣民には、行は要りません。このことよく心得なさい。十月の十九日、一二(〇の中にゝの印)。

 

 

第四帖(一七七)

 

 戦(いくさ)済んでも後の紛糾(ふんきゅう)なかなかに済みません。人民いよいよに苦しくなります。三四五(みよいづ)の仕組出来ないで、一二三(ひふみ)の御用はやめられません。この神示読んで、三四五の世の仕組、よく肚(はら)の中に入れておいて上(かみ)の人に知らしてやりて下さいね。三四五とはてんし様の稜威(みいづ)、出づことです。十月二十日、ひつ九か三。

 

 

第五帖(一七八)

 

 神の国には神も人も無いのです。忠も孝もないのです。神は人です。山です、川です、めです、野です。草です、木です、動物です。為すこと、皆忠となり孝と流れるのです。死も無く生(いき)も無いのです。神心あるのみです。やがては降らん雨霰(あめあられ)、役員気をつけてください。神の用意は出来ているのです。何事からでも早く始めてくださいね。神の心に叶うものはどしどしと埒(らち)あきます。十月二十一日、一二(〇の中にゝの印)。