日月神示 日月の巻 第十一帖(一八四)から第十五帖(一八八)

第十一帖(一八四)

 

 学も神力です。神です。学が人間の智恵と思っていると、とんでもないことになりますよ。肝腎の真ん中、動いてはならないのです。神国の政治は魂(たま)のまつりごとです。苦し行が喜んで出来るようになったら、神の仕組わかりかけるのです。何事も喜んで致してくださいと言ってありましょう。臣民の頭では見当取れない無茶な世になる時来たのです。それを闇の世と言うのです。神はゝ、臣民は〇、外国は〇、神の国はゝと言ってありましょう、神国から見れば、まわりみな外国、外国から見れば神国真ん中。人の真ん中には神ありましょう。

 

 悪神の仕組はこの方にはわかっているから、一度に潰すことは易いのですが、それでは天の大神様にすまないのです、悪殺してしまうのではなく、悪改心さして、五六七(みろく)の嬉し嬉しの世にするのが神の願いですから、ここの道理忘れないように。今の臣民、いくら立派な口きいても、文字ならべても、誠がないから力ないのです。黙っていても力ある人いよいよ世に出る時近づきました。力は神から流れ来るのです。磨けた人から神がうつって今度の二度とない世界の、世直しの手柄立てさせますよ。身魂磨きが何より大切です。十月の二十七日、ひつ九のか三。

 

 

第十二帖(一八五)

 

 三ハシラ、五ハシラ、七ハシラ、コトアマツカミ、ツギ、ウヒジニ、ツギ、イモスヒジニ、ツギ、ツヌグヒ、ツギ、イモイクグヒ、ツギ、オホトノジ、ツギ、イモオホトノベ、ツギ、オモタル、ツギ、イモアヤカシコネ、ミコトト、アレナリ、イキイキテ、イキタマヒキ、ツギ、イザナギノカミ、イザナミノカミ、アレイデマシマシキ(三柱、五柱、七柱、別天津神、次、宇比地邇、次、妹須比智邇、次、角杙、次、妹活杙、次、意富斗能地、次、妹大斗乃辨、次、於母陀流、次、妹阿夜訶志古泥、命と現れ成り、いきいきて、いき給いき。次、伊邪那岐神、伊邪那美神、現れ出で坐しき)。

 

 足もとに気をつけなさい。悪は善の仮面かぶって来ます。入れない所へ悪が化けて入って神の国をワヤにしているのです、己の心も同様です。百人千人万人の人が善いと言っても悪いことあります。一人の人言っても神の心に添うことあります。てんし様拝みなさい。てんし様拝めば御光出ます、何もかもそこから生まれるのです。お土拝みなさい。お土から何もかも生まれるのです。人拝みなさい、上に立つ人拝みなさい、草木も神と言ってありましょう。

 

 江戸に攻め寄せると言ってありましょう。富士目指して攻め来ると知らしてあること近づきました。今までのことは皆、型でしたよ、江戸の仕組もお山も、甲斐の仕組も皆型です、鳴門と(〇の中にゝの印)海(うづうみ)の仕組も型出してくださいね。尾張の仕組も型早く出してくださいね。型済んだらいよいよ末代続くまことの世直しの御用にかからせますよ。雨降ります。十月二十八日、ひつ九のか三。

 

 

第十三帖(一八六)

 

 人心(ひとごころ)で急がないように。我(わ)が出てくるとしくじるから、我とわからない我あるから、今度はしくじること出来ないから、ここという時には神が力つけるから、急がないように。身魂磨き第一です。蔭の御用と表の御用とありますが、いずれも結構な御用です。身魂相当が一番よいのです。今にわかって来るから慌てないように。今までの神示よく読んでくれたらわかるのです。それで肚で読め読めとくどう言っているのです。食い物気をつけなさい。十月二十八日、ひつ九のか三。

 

 

第十四帖(一八七)

 

 世の元からの仕組ですから、臣民に手柄立てさして、上下(うえした)揃った光の世にするのですから、臣民見当取れないから、早く掃除してくれと言っているのです。国中(くにじゅう)いたる所花火仕掛けしてあるのです。人間の心の中にも花火が仕掛けてあるのです。いつその花火が破裂するか、わからないでしょう。掃除すれば何もかも見通しです。花火破裂する時近づいて来ました。動くこと出来ないようになるのです。蝋燭(ろうそく)の火、明るいと思っていますが、五六七(みろく)の世の明るさはわからないでしょう。十月の三十一日。ひつ九か三。

 

 

第十五帖(一八八)

 

 目覚めたらその日の生命(いのち)お預かりしたことを神に感謝し、その生命を神の御心のままに弥栄に仕えまつることに祈りなさい。神はその日その時に何すべきかについて教えますよ。明日のことに心使わないように。心は配りなさい。取り越し苦労しないように。心配りはしなければなりませんよ。

 

 何もかも神に任せなさい。神の生命、神の肉体となりきりなさい。何もかも捨てきらねばなりません。天地皆神のものです、天地皆己れのものです。取り違いしないように。いくら戦していても天国です、天国とは神国です。神国の民となれば戦も有り難いのです。イキの生命いつも光り輝いているのです。神にまつろうてくれと言ってありましょう。天地(あめつち)皆にまつろうてくれと言ってありましょう。ここの道理よくわかったでしょう。何も言うことないのです。神讃える言(こと)が九十(こと)です。天地讃える言が九十です。草木の心になりなさいと言ってありましょう。神風(かみかぜ)もありますよ。地獄の風もあります。迷わないように、神の言う言は九十です。コトに生きてくださいね。コトにまつろいなさい。十一月の一日、ひつ九か三。