日月神示 日月の巻 第十六帖(一八九)から第二十三帖(一九六)

第十六帖(一八九)

 

 慌てて動かないように。時節が何もかも返報(へんぽう)返ししますよ。時の神様有り難いと言ってありましょう。神は臣民から何求めているのか。いつも与えるばかりではないですか。神の政治、神国の政治は与える政治とくどう言ってありましょう。今のやり方ではいよいよ苦しくなるばかりです。早く気づかないと気の毒出来て来ます。金いらないと言ってありましょう。やり方教えてやりたいなれど、それでは臣民に手柄ないから、この神示よく読んでくれと言ってあるのです。

 

 善きことも現れると帳消しとなること知らしてありましょう、人に知れぬように善きことはするのです。このことよく深く考えて行いなさい。昔からのメグリですから、ちょっとやそっとのメグリでないから、どこへ逃げてもどうしてもするだけのことしなければならないのです。どこにいても救う臣民は救ってあげます。真ん中動かないように、知らぬ顔しておることも起きます。十一月三日、一二(〇の中にゝの印)。

 

 

第十七帖(一九〇)

 

 ココニアマツカミ、モロモロノミコトモチテ、イザナギノミコト、イザナミノミコトニ、コレノタダヨヘルクニ、ツクリカタメナセト、ノリゴチテ、アメノヌホコヲタマヒテ、コトヨサシタマイキ(ここに天津神、諸々の命もちて、伊邪那岐命、伊邪那美命に、是の漂える地、修理固成なせと詔て、天の沼矛を賜いて、言依さし賜ひき)。

 

 神の国にも善と悪とあると言ってありましょう。この神示見せてよい人と悪い人とあるのです。神示見せてくれるなよ。まことの神の臣民とわかったら、この神示写してやってください。神示は出ないと言いなさい。時節よく見るのです。型してくれたのですからもう一(はじめ)の仕組よいです。この神示、表に出さないように。天明は蔭の御用と言ってありましょう。神示しまっておいてくださいね、一二三(ひふみ)として聞かしてやってくださいね。この方の仕組、日に日に変わるのですから、臣民わからなくなると言ってありましょう。日に日に烈しく変わって来るのです。神の子には神示伝えてくださいね。神急けるのです。(〇の中にゝの印)海(うづうみ)の御用結構。十一月四日、一二(〇の中にゝの印)。

 

 

第十八帖(一九一)

 

 ツギニイザナギノミコト、イザナミノミコトニ、アマノヌホトヲタマヒテ、トモニ、タタヨヘルコトクニツクリカタメナセトコトヨサシタマヒキ(次に伊邪那岐命、伊邪那美命に、天の沼陰を賜いて、共に漂えること地修理固成なせと言依さし賜いき)。

 

 日に日に烈しくなると言ってありましょう。水、頂(いただき)に上げなければなりません。お土掘らねばなりません。言葉とくに磨いてくださいね。言に気つけてくれとくどう言ってありましょう。してはならず、せねばならず、神事(ごと)に生きて下さいね。十一月六日、ひつ九のか三しらせます。

 

 

第十九帖(一九二)

 

 今のやり方、考え方が間違っているからです。洗濯しなさい掃除しなさいと言うのは、これまでのやり方考え方をスクリと改めることです。一度死(まか)りたと思いなさい。掃除して何もかも綺麗にすれば、神の光スクリと光輝きます。ゴモク捨てなさいと言ってありましょう。人の心ほど怖いものないのです。奥山に紅葉(もみじ)あるうちにと言うこと忘れないように。北に気をつけなさい。神の世の仕組よく肚に入れておいて下さいね。今度の新(さら)つの世の元となるのです。十一月七日、ひつくのか三。

 

 

第二十帖(一九三)

 

 神の用意は何もかも済んでいると言ってありましょう。臣民の洗濯早く致してくださいね。新つの世の用意早くしてくださいね。今度の世には四十九の御役、御仕事あるのです。四十九の御魂と言ってありましょう。早くこの神示肚に入れてください。早く知らしてくださいね、今までの神示、役員の肚に入るまではしばらくこの神示出ませんよ。大切の時には知らせますが、そのつもりでおってくださいね、野(ヌ)の種大切にして下さいね。毒吐き出しなさい。十一月の八日、ひつくのか三。

 

 

第二十一帖(一九四)

 

 人まず和し、人拝(おろが)みなさい。柏手打って人とまつろいなさい。神示読んで聞かしてくださいね。声出して天地に響くよう宣(の)りなさい。火と水、一二三(ひふみ)となるのです。火近づきました、水近づきました、否でも応でも走らなければなりません。引っくり返ります。世が唸りますよ。神示読めば縁ある人集まって来て、神の御用するもの出来て来ることわかりませんか。仕組通りに進めますよ。神待てませんよ、十一月十日、ひつ九か三。

 

 

第二十二帖(一九五)

 

 お宮も壊されますよ。臣民も無くなりますよ。上の人臭い飯食う時来ます。味方同士が殺し合う時来ますと言ってありましょう。これからがいよいよですから、その覚悟していて下さいね。一二三が正念場です。臣民の思っているようなことではないのです。この神示よく肚に入れておきなさいと言うのです。チリヂリバラバラになるのです。一人一人で何でも出来るようにしておきなさい。十一月十一日、ひつ九か三。

 

 

第二十三帖(一九六)

 

 一升枡(しょうます)には一升しか入らないと臣民思っていますが、豆一升入れて粟(あわ)入れること出来るのです。その上に水ならばまだ入るのです。神なればその上にまだいくらでも入るのです。神がうつったら人が思わないこと出来るのです。今度は千人力与えると言ってありましょう。

 

 江戸の仕組、世の終わりです。天拝(おろが)みなさい。地(つち)拝みなさい。まつわりなさい。秋の空グレンと言ってありましょう。冬も春も夏も気つけてくださいね。十一月十三日、ひつ九か三。