日月神示 地つ巻 第十六帖(一五三)から第十八帖(一五五)

第十六帖(一五三)

 

 神が臣民の心の中に宝いけておいたのに、悪に負けて汚してしまって、それで不足言っていることに気づきませんか。一にも金、二にも金と言って、人が難儀しようが我(われ)さえよければよいと言っているではありませんか。それはまだよいのです、神の面(めん)かぶって口先きばかりで神様神様、てんし様てんし様と言ったり、頭下げたりしていますが、こんな臣民一人もいりませんよ、いざという時は尻に帆かけて逃げ出す者ばかりです、犬猫は正直でよいのです、こんな臣民は今度は気の毒ながらお出直しです。

 

 神の言ったこと一分一厘違いませんよ、その通りになるのです。上に唾(つばき)すればその顔に落ちるのです、時節ほど結構な恐いものないのです、時節来ましたよ、慌てずに急いで下さいね。世界中唸(うな)りますよ。陸が海となるところあります。今に病神(やまいがみ)の仕組にかかっている臣民苦しむ時近づきました、病はやります、この病は見当とれない病です、病になっていても、人もわからなければ我もわからない病です、今に重くなって来るとわかって来ますが、その時では間に合いません、手遅れです。この方の神示よく肚に入れて病追い出しなさい、早くせねばフニャフニャ腰になって四ツン這(ば)いで這い廻らなければならないことになると言ってありましょう、神の入れものワヤにしていますよ。九月二十三日、ひつ九のか三。

 

 

第十七帖(一五四)

 

 まことの善は悪に似ています、まことの悪は善に似ています、よく見分けなければなりません、悪の大将は光り輝いているのです、悪人はおとなしく見えるものです。日本の国は世界の雛型(ひながた)です、雛形でないところは真の神の国でないから、よほど気をつけてくださいね、一時は敵となるのですから、ちっとも気許せません、神がとくに気をつけておきます。今は日本の国となっても、神の元の国でないところもあるのですから、雛形見て、よく肚に入れておいて下さいね、後悔間に合いませんよ。九月二十三日、ひつ九の神。

 

 

第十八帖(一五五)

 

 我(わ)れ善(よ)しの政治ではなりません、今の政治経済は我れ善しです。臣民のソロバンで政治や経済してはなりません、神の光のやり方でないと治まりませんよ、与える政治がまことの政治です、臣民勇む政治とは、上下(うえした)まつろい合わす政治のことです、神(日)の光ある時は、いくら曇っても闇ではありません、いくら曇っても悪が防げても昼は昼です、いくら灯(あか)りつけても夜(よ)は夜です、神のやり方は日の光と言って、くどう気つけてありましょう。

 

 政治です、これは経済ですと分けることは、政事(まつりごと)ではありません。神の臣民、魂(たま)と肉体の別ないと言ってあることわかりませんか、神のやり方は人の身魂(からたま)、人のはたらき見ればすぐわかるでしょう。肚にチャンと神鎮まっておれば何事も箱さしたように動くのです、いくら頭が偉いと言って、胃袋は頭の言う通りには動きません、この道理わかりましたか、と言っても味噌も糞も一つにしてはなりません。

 

 神の政治はやさしい難しいやり方です、高きから低きに流れる水のやり方です。神の印(しるし)つけた悪来ます。悪の顔した神あります。飛行機も船も臣民もみな同じです。足元に気をつけなさい、向こうの国はちっとも急いではおりません、自分で目的達せねば子の代、子で出来ねば孫の世と、気長くかかっているのです、神の国の今の臣民、気が短いからしくじるのです。しびれ切らすと立ち上がれませんよ、急いではなりませんよ、急がねばなりませんよ。神の言うこと取り違いしないようにしてくださいね。よくこの神示読んでください、元の邪気凝(じゃきこ)りて湧いて出た悪の種は、邪鬼(じゃき)と大蛇(おろち)と四ツ足となって、邪鬼には二本の角、大蛇は八ツ頭(やつがしら)、八ツ尾、四ツ足は金毛(きんもう)ですから気をつけなさい。四ツ足は女(おみな)に憑いて化けているから、守護神殿、臣民殿、騙(だま)されないように致して下さいね。九月二十三日、あの、ひつ九のか三。