日月神示 下つ巻 第二十一帖(六三)から第二十七帖(六九)

第二十一帖(六三)

 

 ゝばかりでもなりません、〇ばかりでもなりません。(〇の中にゝの印)がまことの神の元の国の姿です。元の神の国の臣民は(〇の中にゝの印)でしたが、ゝが神の国に残り、〇が外国で栄えて、どちらも片輪となったのです。ゝもかたわ、〇もかたわ、ゝと〇と合わせてまことの神の世にします。今の戦はゝと〇との戦です、神の最後の仕組と言うのは、〇にゝ入れることです。〇も五です、ゝも五です、どちらもこのままでは立ちて行かないのです。一厘の仕組とは〇に神の国のゝを入れることです、よく心にたたみておいてくださいね。神は十柱、五十九柱のからだ待っていますよ。五十と九柱のみたまの神々様お待ちかねですから、早く参ってくださいね。今度の御役大層ですが、末代残る結構なお役ですよ。七月二十四日、一二のか三。

 

 

第二十二帖(六四)

 

 岩戸開く仕組知らしてやりたいのですが、この仕組、言ってはならず、言わねば臣民にはわからないし、神苦しいのです、早く神心になってくださいと言うのです、身魂の洗濯急ぐように。

 

 アイカギ ゝ〇(〇の中にゝの印) コノカギハ イシヤト シカ テ ニギルコトゾ、一二(〇の中にゝの印)、七月の二十八日。

 

 

第二十三帖(六五)

 

 世が引っ繰り返って元の神世に返るということは、神々様にはわかっていますが、世界ところどころにそのこと知らし告げる神柱(かみはしら)ありますが、最後のことはこの神でないとわかりませんよ。この方は天地をキレイに掃除して、天の大神様に御目にかけねば済まない御役ですから、神の国の臣民は神の言うようにして、天地を掃除して、てんし様に奉らなければならない御役です。

 

 江戸に神早く祀ってくださいね。仕組どおりにさせるのですから、臣民我を去りてくださいね。この方祀るのは天のひつくの家です。祀って秋立ちたら、神いよいよ烈しく、臣民の性来(しょうらい)によって、臣民の中に神と獣とハッキリ区別せねばならないことになって来たのです、神急けますよ。七月の三十日、ひつくのか三。

 

 

第二十四帖(六六)

 

 一が十にと言ってありましたが、一が百に、一が千に、一が万になる時いよいよ近づきました。秋立ちたらスクリと厳しいことになるから、神の言うこと一分一厘違いませんよ。改心というのは、何もかも神にお返しすることです、臣民のものというもの何一つもないのです、草の葉一枚でも神のものです。七月の三十日、ひつくのか三。

 

 

第二十五帖(六七)

 

 今度の戦(いくさ)で何もかも埒(らち)ついてしまうように思っていますが、それが大きな取り違いです、なかなかそんなチョロコイことではないのです、今度の戦で埒つくくらいなら、臣民でも致します。今に戦も出来ない、動くことも引くことも進むことも、どうすることも出来ないことになって、臣民は神がこの世にないものと言うようになりますよ、それからがいよいよ正念場です、まことの神の民と獣(けもの)とをハッキリするのはそれからです。

 

 戦出来る間はまだ神の言うことききません、戦出来ないようになって、初めてわかるのです、神の言うこと、ちっとも違いませんよ、間違いのことなら、こんなにくどうは言いません。神は気(け)もない時から知らしてあるから、いつ岩戸が開けるかということも、この神示(ふで)よく読めばわかるようにしてあるのです、改心が第一です。七月の三十日、ひつくのか三のふで。

 

 

第二十六帖(六八)

 

 神の国を真中(まなか)にして世界分けると言ってありますが、神祀るのと同じやり方です。天(あめ)のひつくの家とは天のひつくの臣民の家です。天のひつくというのは天の益人(ますひと)のことです、江戸の富士というのは、ひつくの家の中に富士の形作って、その上に宮作ってもよいのです、仮でよいのです。こんなにこと分けてはこの後は言いませんよ。小さいことは審神(さにわ)で家来の神々様から知らすのですから、そのこと忘れないように。仏(ぶつ)も耶蘇(やそ)も、世界中まるめるのです。喧嘩(けんか)して大きな声するところにはこの方鎮まりません、このこと忘れないように。七月の三十一日、一二(〇の中にゝの印)。

 

 

第二十七帖(六九) 

 

 この方は祓戸(はらえど)の神とも現れます。この方祀るのは富士に三(み)と所(ところ)、(渦の印)海(うづうみ)に三と所、江戸にも三と所です。奥山、中山、一の宮です。富士は、榛名(はるな)に祀ってくれて御苦労でしたが、これは中山です、一の宮と奥の山にまた祀らねばなりませんよ、(渦の印)海の仕組も急ぎますが、甲斐(かい)の仕組、早くさせます。江戸にも三と所、天明の住んでいるところ奥山です。あめのひつくの家、中山です、富士が一の宮ですから気をつけておくように。

 

 この方祀るのは、真中に神の石鎮め、そのあとにひもろぎ、前の右左にひもろぎ、それが「あ」と「や」と「わ」です、そのあとに三つ、七五三とひもろぎ立てさせます。少しはなれて四隅(すみ)にイウエオの言霊石(ことたまいし)置いてくださいね。鳥居(とりい)も注連(しめ)もいらないと言ってありましょう、このことです。この方祀るのも、役員の仕事も、この世の組立(くみたて)も、みな七七七七と言って聞かしてあるのには気がまだつきませんか。

 

 臣民の家に祀るのは神の石だけでよいのです、天のひつくの家には、どこでも前に言ったようにして祀ってくださいね。江戸の奥山には八日、秋立つ日に祀ってくださいね、中山九日、一の宮には十日に祀ってくださいね。気をつけてあるのに神の神示読まないから分からないのですよ、このことよく読めばわかります。今のようなことでは神の御用つとまりませんよ、正直だけでは神の御用つとまりません。裏と表とあると言って気つけてありましょう、シッカリ神示(ふで)読んで、スキリと肚に入れてくださいね。読むたびごとに(〇の中にゝの印)が気つけるように声出して読めば、読むだけお蔭あるのです。七月の三十一日、一二(〇の中にゝの印)。