日月神示 下つ巻 第二十八帖(七〇)から第三十五帖(七七)

第二十八帖(七〇)

 

 またたきの間に天地引っ繰り返るような大騒動が出来るから、くどう気つけているのですよ、さあという時になってからでは間に合いませんよ、用意しなさい。戦の手伝いくらいなら、どんな神でも出来るのですが、この世の大洗濯は、我(わ)れ善(よ)しの神ではよう出来ません。この方は元のままの身体(からだ)持っているのですから、いざとなればどんなことでもして見せます。

 

 仮名(かな)ばかりの神示と言って馬鹿にする臣民も出てきますが、しまいにはその仮名に頭下げて来ないとならないのです、カナとは神の名です、神の言葉です。今の上の臣民、自分で世の中のことやっているように思っていますが、みな神が化かして使っているのに気づきませんか、気の毒なお役も出て来るから、早く改心してくださいね。年寄や女や盲、聾ばかりになっても、まだ戦やめず、神の国の人種(ひとだね)の無くなるところまで、やりぬく悪の仕組もう見ておれんから、神はいよいよ奥の手出すから、奥の手出したら、今の臣民ではようこたえんから、身魂曇っているから、それでは虻蜂(あぶはち)取らずですから、早く改心しなさいと言っているのです、このことよく心得て下さいね、神急(せ)けますよ。八月二日、ひつくのか三。

 

 

第二十九帖(七一)

 

 神の土出ると言ってありましたが、土は五色(ごしき)の土です、それぞれに、国々、ところどころから出るのです。白、赤、黄、青、黒の五(い)つ色です、薬のお土もあれば食べられるお土もあります、神に供えてから頂くのです、何事も神からです。八月二日、一二(〇の中にゝの印)。

 

 

第三十帖(七二)

 

 八のつく日に気をつけなさい、だんだん近づいたから、辛酉(かのととり)はよき日、よき年です。冬に桜咲いたら気をつけてくださいね。八月二日、一二(〇の中にゝの印)。

 

 

第三十一帖(七三)

 

 この神に供えられたものは何によらん、私(わたくし)することなりませんよ、参りた臣民にそれぞれ分けて喜ばしてくださいね、臣民喜べば神も喜びます、神喜べば天地光って来ます、天地光れば富士晴れます、富士は晴れたり日本晴れとはこのことです。このような仕組でこの道ひろめてくださいね、それが政治です、経済です、まつりです、わかりましたか。八月の三日、ひつ九のか三。

 

 

第三十二帖(七四)

 

 この道ひろめて金儲けしようとする臣民沢山に出て来るから、役員気つけてくださいね、役員の中にも出て来ますよ、金(かね)は要(い)らないのです、金いるのは今しばらくです、生命(いのち)は国にささげても金は自分のものと威張っている臣民、気の毒出来ますよ、何もかも天地へ引き上げですと知らしてあること近づいて来ましたよ、金かたきの世来ました。八月三日、一二(〇の中にゝの印)。

 

 

第三十三帖(七五)

 

 親となり子となり夫婦となり、同胞(はらから)となりて、生き代わり死に代わりして御用に使っているのです、臣民同士、世界の民、みな同胞と言うのは譬(たと)えではないのです、血がつながっているまことの同胞です、同胞喧嘩も時によりけりです、あまりわからないと神も堪忍袋の緒切れますよ、どんなことあるか知れませんよ、この道の信者は神が引き寄せると言えば役員ふところ手でいますが、そんなことでこの道開けると思いますか。一人が七人の人に知らせ、その七人が済んだら、次の御用にかからせますよ、一聞いたら十知る人でないと、この御用つとまりませんよ、裏表、よく気をつけなさい。

 

 因縁の身魂はどんなに苦しくとも勇んで出来る世の元からのお道です。七人に知らせたら役員です、神が命ずるのではない、自分から役員になるのだと言ってありましょう、役員は神の直々の使いです、神柱(かみばしら)です。肉体男なら魂(たま)は女(おみな)です、この道盗(と)りに来る悪魔あるから気をつけなさい。八月の三日、ひつくのか三。

 

 

第三十四帖(七六)

 

 臣民はすぐにも戦済んで善(よ)き世来るように思っていますが、なかなかそうはなりませんよ、臣民に神うつってせねばならないのですから、まことの世の元からの臣民、幾人もないのです、みな曇っているから、これでは悪の神ばかりが憑(か)かって、だんだん悪の世になるばかりです、それで戦済むと思っているのですか、自分の心よく見てみなさい、よくわかるでしょう、戦済んでもすぐに善き世とはなりませんよ、それからが大切です、胸突き八丁はそれからです、富士に登るのにも、雲の上からが苦しいでしょう、戦は雲のかかっているところです、頂(いただき)までの正味(しょうみ)のところはそれからです。一、二、三年が正念場です。三四五の仕組と言ってありましょう。八月の三日、ひつ九のか三。

 

 

第三十五帖(七七)

 

 何もかも持ちつ持たれつです、臣民喜べば神も喜びます、金(きん)では世は治まらないと言っているのにまだ金追っている見苦しい臣民ばかり、金は世をつぶす本です、臣民、世界の草木まで喜ぶやり方は神の光のやり方です。臣民の生命も長くなりますよ、てんし様は生き通しになります、御玉体(おからだ)のままに神界に入られ、またこの世に出られるようになるのです、死のないてんし様になるのです、それには今のような臣民のやり方ではなりません、今のやり方はてんし様に罪ばかりお着せしているのですから、このくらい不忠なことないのです、それでもてんし様はお赦(ゆる)しになり、位までつけて下さるのです、このことよく改心して、一時(ひととき)も早く忠義の臣民となってくださいね。八月の三日、ひつ九の神。