日月神示 下つ巻 第八帖(五〇)から第一三帖(五五)

第八帖(五〇)

 

 この神示皆に読みきかしてくださいね。一人も臣民いない時でも、声出して読んでくださいね、臣民ばかりに聞かすのではないのです、神々様にも聞かすのですから、そのつもりで力ある誠の声で読んでくださいね。七月の十七日、ひつくのか三。

 

 

第九帖(五一)

 

  今度の戦は神と〇との大戦(おおいくさ)です。神様にもわからない仕組が世の元の神がなされているのですから、下(しも)の神々様にもわかりません。何が何だか誰もわからないようになって、どちらも丸潰れというところになりた折、大神の命(みこと)によりてこの方(ほう)らが神徳出して、九分九厘という所で、神の力がどんなにえらいものかということ知らして、悪の神も改心しなければならないように仕組みてあるから、神の国は神の力で世界の親国(おやぐに)になるのです。神と〇とは心の中にゝがあるか、ゝがないかの違いです。この方は三四五(みよいづ)の神とも現れますよ。

 

 江戸の御社(みやしろ)は誰でも気楽に来て拝めるようにしておいてくださいね、この方の神示書く役員、神示うつす役員、神示説いてきかす役員要るのです、役員は人の後について便所を掃除するだけの心がけないとつとまりませんよ。役員づらしたら、すぐ替え身魂使いますよ。七月の十七日、一二のか三。

 

 

第十帖(五二)

 

 八月の十日には江戸に祀ってくださいね。アイウは縦です、アヤワは横です、縦横組んで十となります、十は火と水です、縦横結びて力出ます。何も心配ないから、ドシドシと神の言う通りに御用進めてくださいね。臣民は静かに、神は烈しき時の世近づきました。七月の十七日、一二(〇の中にゝの印)。

 

 

第十一帖(五三)

 

 けものさえ、神の御旨(みむね)に息せるを、神を罵(ののし)る民のさわなる。

 

 草木さえ神の心に従っているではないですか、神の旨にそれぞれに生きているではないですか、あの姿に早く返ってくださいね、青人草(あおひとぐさ)というのは、草木の心の民のことです。

 

 道は自分で歩みなさい、御用は自分でつとめなさい、人がさしてくれるのではないのです、自分で御用するのです、道は自分で開くのです、人頼ってはなりませんよ。七月の十八日、ひつくのか三。

 

 

第十二帖(五四)

 

 この神は日本人のみの神ではありません。自分で岩戸開いておれば、どんな世になっても楽に行けるように神がしてあるのに、臣民というものは欲が深いから、自分で岩戸しめて、それでお蔭ないと言っていますが困ったものです。早く気づかないと気の毒出来ます。初めの役員十柱(とはしら)集めます。早くこの神示写して置いてくださいね、神急けます。七月の十八日、ひつくの神。

 

 

第十三帖(五五)

 

 逆立ちして歩くこと、なかなか上手になりましたが、そんなこと長く続きませんよ。あたま下で、手で歩くのは苦しいでしょう、上にいては足も苦しいでしょう、上下逆様(さかさま)と言ってありますが、これでよくわかるでしょう、足はやはり下の方が気楽です、あたま上でないと逆さに見えて苦しくて逆様ばかりうつります、この道理わかりましたか。岩戸開くとは元の姿に返すことです。神の姿に返すことです。

 

 三(みち)の役員は別として、あとの役員の御役は、手、足、目、鼻、口、耳などです。人の姿見て、役員よく神の心悟りなさい、もの動かすのは人のような組織でないと出来ません。この道の役員は、己が自分で自(おの)ずからなるのです、それが神の心です。人の心と行いと神の心に融けたら、それが神の国のまことの御用の役員です、この道理わかりましたか。

 

 この道は神の道ですから、神心になるとすぐわかりますよ、金銀要らない世となります。御用嬉しくなったら神の心近づきましたよ、手は手の役、嬉しいでしょう、足は足の役、嬉しいでしょう、足はいつまでも足です、手はいつまでも手です、それがまことの姿です、逆立ちしていたからよくわかったでしょう。

 

 いよいよ世の終わりが来たから役員気をつけてくださいね。神代近づいて嬉しいのです。日本は別として、世界七つに分けます。今にわかって来るから、静かに神の言うこと聞いておって下さいね。この道は初め苦しいが、だんだんよくなる仕組です、わかった臣民から御用つくってくださいね、御用はいくらでも、どんな臣民にでも、それぞれの御用あるから、心配なくつとめてくださいね。七月の十八日の夜、ひつくのか三。