日月神示 富士の巻 第十四帖(九四)から第十九帖(九九)

第十四帖(九四)

 

 臣民にわかるように言うなれば、身も心も神のものですから、毎日毎日神から頂いたものと思えばよいのです、それでその身体(からだ)をどんなにしたらよいかということわかるでしょう、夜になれば眠った時は神にお返ししているのだと思いなさい、それでよくわかるでしょう。身魂磨くと言うことは、神の入れものとして神からお預かりしている、神の最も尊いとことしてお扱いすることです。八月二十三日、(〇の中にゝの印)の一二のか三。

 

 

第十五帖(九五)

 

 嵐の中の捨小船(すておぶね)ぞ、どこへ行くやら行かすやら、船頭さんにもわかるまい、メリカ、キリスは花道で、味方と思うた国々も、一つになりて攻めて来る、梶(かじ)も櫂(かい)さえ折れた船、どうすることもなくなくに、苦しい時の神頼み、それでは神も手が出せぬ、腐りたものは腐らして、肥やしになりと思えども、肥やしにさえもならぬもの、沢山出来ておろうがな、北から攻めて来る時が、この世の終わり始めなり、天にお日様一つでないぞ、二つ三つ四つ出て来たら、この世の終わりと思えかし、この世の終わりは神国の、始めと思え臣民よ、神々様にも知らすぞよ、神はいつでもかかれるぞ、人の用意を急ぐぞよ。八月二十四日、(〇の中にゝの印)の一二か三。

 

 

第十六帖(九六)

 

 一二三(ひふみ)は神食、三四五(みよいづ)は人(ひと)食、五六七(みろく)は動物食、七八九(なやこ)は草(くさ)食です、九十(こと)は元に一二三食、神国弥栄です。人、三四五食に病ないのです。八月二十四日、一二(〇の中にゝの印)ふみ。

 

 

第十七帖(九七)

 

 九十(こと)が大切ですと知らしてありましょう、戦ばかりでないのです、何もかも臣民では見当とれないことになって来ますから、上(うえ)の臣民九十に気をつけなさい、お上(かみ)に神祀ってくださいね、神にまつろうてくださいね、神くどう言っておきますよ、早く祀らねば間に合いませんよ、神の国の山々にはみな神祀りなさい、川々にみな神祀りなさい、野にも祀りなさい、臣民の家々にも落つる隈(くま)なく神祀りなさい、まつりまつりてミロクの世となるのです。臣民の身も神の宮となって神まつりなさい、祀りの仕方知らしてありましょう、神は急(せ)けますよ。八月二十五日、(〇の中にゝの印)のひつ九神。

 

 

第十八帖(九八)

 

 神々様みなお揃(そろ)いなされて、雨の神、風の神、地震の神、岩の神、五柱七(いつはしらなな)柱、八(はち)柱、十(と)柱の神々様がチャンとお心合わしなされて、今度の仕組の御(おん)役決まりてそれぞれに働きなされることになりたよき日です。辛酉(かのととり)はよき日と知らしてありましょう。

 

 これから一日一日烈(はげ)しくなります、臣民心得ておいてくださいね。物持たぬ人、物持てる人より強くなりますよ、泥棒が多くなれば泥棒が正しいということになります、理屈は悪魔と知らしてありましょう、保持(うけもち)の神様ひどくお怒りです、臣民の食い物、足りるように作らしてあるのに、足らぬと言っていますが、足らないことはないのです、足らないのはやり方悪いのです、食べて生くべきもので人殺すとは何事ですか。それぞれの神様にまつわれば、それぞれのこと、何でもかなうのです、神にまつわらずに、臣民の学や知恵が何になるのか、そこ知れているではないですか。

 

 戦(いくさ)には戦の神あります、お水に泣くことあります、保持の神様御怒りなされているから、早く心入れ替えなさい、この神様お怒りになれば、臣民日干(ひぼ)しになりますよ。八月の辛酉の日、ひつくのか三さとします。

 

 

第十九帖(九九)

 

 神世のひみつと知らしてありますが、いよいよとなったら地震、雷ばかりではないのです、臣民アフンとして、これは何としたことだと、口あいたままどうすることも出来ないことになるのです、四(よ)ツン這(ば)いになって着る物もなく、獣となって這い廻る人と、空飛ぶような人と、二つにハッキリ分かれて来るのです。

 

 獣は獣の性来(しょうらい)いよいよ出すのです、火と水の災難がどんなに恐ろしいか、今度は大なり小なり知らさなければならないことになりました。一時は天も地も一つにまぜまぜにするのですから、人一人も生きてはおられないのです、それが済んでから、身魂磨けた臣民ばかり、神が拾い上げてミロクの世の臣民とするのです、どこへ逃げても逃げ所ないと言ってありましょう、高い所から水流れるように時に従っておりなさい、いざという時には神が知らして、一時は天界へ釣り上げる臣民もあるのですよ。人間の戦や獣の喧嘩くらいでは何も出来ないのです、くどう気つけておきなさい、何よりも改心が第一です。八月の二十六日、(〇の中にゝの印)のひつくのか三。