日月神示 上つ巻 第十一帖(一一)から第十八帖(十八)

第十一帖(一一)

 

 何処(いづこ)も土にかえると言ってありましょう、東京も元の土に一時(ひととき)はかえるのですから、そのつもりでいてくださいね。神の言ったこと違いませんよ。東京は元の土に一時はかえるのです、そのつもりで用意してくださいね。六月の十九日、一二のか三。

 

 

第十二帖(十二)

 

 大将を誰も行かれない所へ連れて行かれないように、上の人、気をつけてくださいね。この道はちっとも心ゆるせない、マコトの神の道です。油断すると神は代わりの身魂使いますよ。六月の二十一日の朝、ひつくのか三。

 

 

第十三帖(十三)

 

 元の人三人、その下に七人、その下に七七・四十九人、合わして五十九の身魂あれば、この仕組は成就するのです、この五十九の身魂は神が護っているから、世の元の神がかかりて大手柄をさせるから、神の言うよう何事も、身魂磨いてくださいね、これが世の元の神の数です、これだけの身魂が力合わして、善き世の礎(いしずえ)となるのです。この身魂はいずれも落ちぶれているから、訪ねて来てもわからないから、よく気をつけて、どんなに落ちぶれている臣民でも、訪ねて来た人は、親切にして帰しなさい。何事も時節が来ましたよ。六月の二十一日、ひつくのか三。

 

 

第十四帖(十四) 

 

 この神示(ふで)よく読んでくださいね、読めば読むほど何もかもわかって来ますよ、心とは神民の言う心ではありません。ミタマとは神民の言う身魂ではありません、ミタマとは身(み)と魂(たま)と一つになっているもの言います、神の臣民、身と魂の分け隔(へだ)てないのです、身は魂、魂は身です。外国は身ばかりの所あり、魂ばかりの所あり、神は身魂の別ありませんよ、このことわかったら神の仕組がぼつぼつわかります。身魂の洗濯と御心の洗濯とは、魂ばかりの洗濯ではないのです、よく気をつけてくださいね。神の言うこと違いませんよ。六月の二十二日、ひつくのか三。

 

 

第十五帖(十五)

 

 今度は末代動かぬ世にするのですから、今までのような宗教や教えの集団(つどい)にしてはなりません、人を集めるばかりが能ではないのです、人も集めねばならず、難しい道(おしえ)です。縁ある人は早く集めてくださいね、縁なき人いくら集めても何にもなりませんよ、縁ある人を見分けてくださいね。顔は神の臣民でも心は外国御魂です、顔は外国人でも御魂は神の臣民あります。やりかけた戦です、とことんまで行かねば収まりません。臣民一度は無くなるところまでになります、今のうちにこの神示(みち)よく読んでいてくださいね。九月になったら用意してくださいね。六月の二十四日、ひつくのか三。

 

 

第十六帖(十六)

 

 ひふみの火水とは結です、中心の神、表面の世に満つことです、ひらき睦び、中心に火集い、ひらく水。神の名二つ、カミと神世に出づ。早く鳴り成り、世、新しき世と、国々の新しき世と栄え結び、成り展く秋来る。弥栄に神、世にみちみち、中心にまつろい展き結ぶぞ。月出でて月なり、月ひらき弥栄え成り、神世ことごと栄ゆ。早く道ひらき、月と水のひらく大道、月の仕組、月神と日神二つ展き、地上弥栄みちみち、世の初め悉くの神も世と共に勇みに勇みます。世はことごとに統一し神世の磯極まる時代来る、神世の秘密と言う。六月二十四日、一二神文。(原文は後に掲載)

 

 

第十七帖(十七)

 

 この世はみな神のものですから、臣民のものというもの一つもありません、お土からとれた物、みなまず神に供えなさい、それを頂いて身魂を養うようになっているのに、神には献げずに臣民ばかり食べるから、いくら食べても身魂の太らないのです、何でも神に供えてから食べると身魂太りますよ。今の半分で足ります、それが臣民の頂き方です。六月の二十五日、ひつくのか三。

 

 

第十八帖(十八)

 

 岩戸開く役と岩戸閉める役とあります。いったん世界は言うに言われんことが出来ます、しっかり身魂磨いておいてくださいね、身魂磨き第一です。この道開けて来ると、世の中の偉い人が出て来るから、どんな偉い人でもわからない神の道ですから、よくこの神示(ふで)読んでおいてどんなことでも教えてやりなさい、何でもわからないこと無いように、この神示で知らしておくから、この神示よく読みなさいと言うのです。この道はスメラが道です、スメル御民(みたみ)の道です。禊(みそぎ)しなさい、祓(はらえ)しなさい、臣民早くせねば間に合いません。岩戸開くまでにまだ一苦労あります、この世はまだまだ悪くなるから、神も卍(ほとけ)もこの世には居ないのだというところまで、とことんまで落ちて行きます。九月に気をつけなさい、九月が大切の時です。臣民の心の鏡くぼんでいるから、善きこと悪く映り、悪きこと善く映りますよ。今の上に立つ人、一つも真(まこと)の善いこと致してはいません、これで世が治まると思っているのですか、あまりと言えばあまりです。神は今まで見て見ないふりをしていましたが、これからは厳しくどしどしと神の道に照らして神の世に致しますよ、そのつもりでいてくださいね。神の言うこと、ちっともちがいませんよ。今の世に落ちている臣民、高い所へ土持ちばかり、それで苦しんでいるのです。早く身魂洗濯しなさい、何事もハッキリと映りますよ。六月二十六日、一二のか三。