日月神示 上つ巻 第十九帖(十九)から第二十五帖(二五)

第十九帖(十九)

 

 神の国神の山に神祀ってくださいね、まつるとは神にまつろうことです、土にまつろうことです、人にまつろうことです、祀り祀りて嬉し嬉しの世となるのです、まつるには、まず掃除せねばなりません、掃除すれば誰にでも神かかるように、日本の臣民なっているのです、神州清潔の民とは、掃除してキレイになった臣民のことです。六月二十七日、一二(〇の中にゝの印)。

 

 

第二十帖(二十)

 

 神がこの世にあるならば、こんな乱れた世にはしないはずだと言う者沢山ありますが、神には人の言う善も悪もないものです。よく心に考えてみなさい、何もかもわかって来ます。表の裏は裏、裏の表は表だと言ってありましょう、一枚の紙にも裏表、ちと誤ればわからないことになります、神心になれば何もかもハッキリ映って来るのです、そこの道理わからずに理屈ばかり言っていますが、理屈のない世に、神の世にして見せます。言挙(ことあ)げしない国とはそのことです、理屈は外国のやり方、神の臣民言挙げせずに、理屈なくして何もかもわかるのです、それが神の真の民です。足許(あしもと)から鳥が立ちます、鳥立って慌てても何にもなりませんよ、用意しなさい、上下にグレンと引っくり返ります。上の者下に、落ちぶれた民上になります、岩戸開けます、夜明け近づいたから、早く身魂の洗濯してくださいね、神の言うこと千に一つも違いませんよ。六月二十七日、ひつくのか三。

 

 

第二十一帖(二一)

 

 世の元の神の仕組というものは、神々にもわからない仕組です、この仕組わかってはならず、わからねばならず、なかなかに難しい仕組です、知らしてやりたいのですが、知らしてはならない仕組です。外国がいくら攻めて来るとも、世界の神々がいくら寄せて来るとも、ギリギリになったら神の元の神の神力出して、岩戸開いて一つの王で治める神の真の世に致すのですから、神は心配ないのですが、ついて来れる臣民少ないから、早く掃除してくれと言うのです、掃除すれば何事も、ハッキリと映って楽なことになるから、早く神の言うようにしてくださいね。今度は永遠(とことわ)に変わらぬ世にするのですから、世の元の神でないとわからない仕組です。洗濯できた臣民から手柄立てさして嬉し嬉しの世にするから、神が臣民に御礼言うから、一切のゴモク捨てて、早く神の言うこと聞いてくださいね。因縁の身魂はどうしても改心せねばならないのですから、早く改心しなさい、遅い改心なかなか難しいのです。神は帳面につけるように何事も見通しですから、神の帖面間違いないから、神の言う通りに、わからないことも神の言う通りに従ってくださいね。初めつらいのですが、だんだんわかって来るから、よく言うこと聞いてくださいね、外国から攻めて来て神の国丸つぶれというところで、元の神の神力出して世を立てるから、臣民の心も同じです、江戸も昔のようになります、神の身体から息出来ないようにしていますが、今に元のままにしなければならないことになるのです。富士から三十里より離れた所へ祀ってくださいね、富士にも祀ってくださいね、富士はいよいよ動くから、それが済むまでは三十里離れた所へ、仮に祀っておいてくださいね。富士は神の山です、いつ(〇の中にゝの印)(ひ)を噴くかわかりませんよ、神は噴かないつもりでも、いよいよとなれば噴かなければならないことがあるから、それまでは離れた所へ祀ってくださいね、神は構わねど、臣民の肉体大切だから、肉体もなくてはならないから、そうして祀ってくださいね。まつりまつり結構です。六月の二十八日、ひつ九のか三。

 

 

第二十二帖(二二)

 

 いよいよとなれば、外国強いと見れば、外国へつく臣民沢山できます。そんな臣民一人もいりませんよ、早くまことの者ばかりで神の国を固めてくださいね。六月二十の八日、一二のか三。

 

 

第二十三帖(二三)

 

  神なぞどうでもよいから、早く楽にしてくれと言う人沢山ありますが、こんな人は、今度はみな灰にして、無くしてしまうから、その覚悟でいなさい。六月の二十八日、ひつくのか三。

 

 

第二十四帖(二四)

 

 七の日はものの成る日です。「あ」と「や」と「わ」は元の御用です、「イ」「ウ」の身魂は介添(かいぞ)えの御用です。あとはだんだんわかって来ます。六月の二十八日は因縁の日です、一二のか三。

 

 

第二十五帖(二五)

 

 一日に十万、人死に出したら神の世がいよいよ近づいたのですから、よく世界のことを見て皆に知らしてくださいね。この神は世界中のみか天地のことを委されている神の一柱(ひとはしら)ですから、小さい事言わないように、小さい事も何でもしなければなりませんから、小さい事と臣民思っていると間違いが起きるから、臣民はそれぞれ小さい事もしなければならないお役もありますが、よく気をつけてくださいね。北から攻め寄せて来たらいよいよのことです。南、東、西、みな大切ですが、北を守ってくださいね。北から来ます。神は気(け)もない時から知らしておくから、よくこの神示、心にしめておりなさい。一日一握りの米に泣く時あります、着る物も泣くことあります、いくら買溜めてしても神の許さない物一つも身には付きません、着ても着ても、食うても食うても何もならない餓鬼の世です。早く神心に還ってくださいね。この岩戸開くのは難儀のわからない人には越せません、踏みつけられ踏みつけられている臣民の力はお手柄さして、永遠に名の残るようになります。元の世に一度戻さなければならないから、何もかも元の世に一度は戻すのですから、そのつもりでいなさい、欲張っていろいろ買溜めしている人、気の毒が出来ます、神よく気をつけておきますよ。この道に縁ある人には、神からそれぞれの神を護りにつけるから、天地の元の天の大神、地(くに)の大神と共に、よく祀ってくださいね。六月の三十日、ひつくのか三。