日月神示 青葉の巻 第十帖(四七九)から第十六帖(四八五)

第十帖(四七九)

 

 善き神には善き御用、悪き神には悪き御用、自分で自分がつとめ上げるのです、人になんと言われても腹の立つようでは御用難しいのです、腹の立つのは慢心からですと言ってありましょう。仕組途中でグレンと変わり、カラリと変わる仕組みしてあるのです、そこに一厘の仕組、火水(かみ)の仕組、富士と鳴門の仕組、結構々々大切致してあるのです。仕組変わり変わりて人民にはわからないのです、善き世と致すのですよ、いくら智あっても人間心では出来ない仕組です、智捨てて神にすがって来なければわからない仕組なのです、と言って人間世界は人間の智いるのですよ、智ではない智を神が与えますよ、神人共にと言ってありましょう、つとめ上げたら他にない結構な御用。八月三日、ひつ九神。

 

 

第十一帖(四八〇)

 

  世界一目(ひとめ)に見えるとは、世界一度に見える心に鏡磨いて掃除しなさいということですよ、掃除結構ですよ。善と悪と取り違い言ってありましょう、悪も善もないと言ってありましょう、和すが善です、乱すが悪です、働くには乱すこともあります、働かねば育てては行けません、気緩んだらすぐ後戻りとなるのですよ、坂に車のたとえですと言ってありましょう、苦しむ時は苦しみなさい、苦の花咲きますよ。世は七度(ななたび)の大変わり、変わる代かけて変わらないのは、マコト一つの木(こ)の花です、木の花咲くは二三(ふみ)の山、富士は神山、神住む所、やがて世界の真ん中です、八月三日、ひつ九の神。

 

 

第十二帖(四八一)

 

  御神示(おふで)通りにすれば、神の言うこと聞けば、神が護りますから、人民の目からは危ないよう見えますが、やがては結構になるのですよ、疑うから途中からガラリと変わるのですよ。せっかく縁ありて来た人民です、神はお蔭やりたくてうずうずですよ、手を出せばすぐ取れるのに何故手を出さないのですか、大き器持って来ないのですか。

 

 神示聞きて居(お)るとミタマ太りますよ、ミタマ磨けますよ。下にいて働きなさい、下で土台となりなさい。ここは初めて来た人には見当とれないようになっているのですよ、人の悪口この方(ほう)聞きとうありませんよ、まして神の悪口。八月の四日、ひつ九の神。

 

 

第十三帖(四八二)

 

  同じ名の神二つあると言ってありましょう、同じ悪にもまた二つあるのですよ、このこと神界の火水(ひみつ)です、このことわかると仕組段々解けて来るのです、鍵です。七人に伝えなさいと言ってありましょう、始めの七人大切ですよ、今度はしくじられないのです、神の仕組間違いないのですが、人民しくじると、しくじった人民可哀想だから、くどう言っているのですよ、よく分けて聞きとりてせっかくの縁(えにし)と時を外(はず)さないように。世界中のことですから、いくらでも代え身魂(みたま)、代わりの集団(まどい)つくりてあるのですよ。尊い身魂、尊い血筋、忘れないように。型は気の毒ながらこの中から。八月四日、一二(不明記号)。

 

 

第十四帖(四八三)

 

  今の世は頭と尻尾ばかり、肝腎(かんじん)の胴体ないから力出ないのです。従う所へは従わなければならないのです、と言ってありましょう、時節に従って負けて勝つのです、負けが勝ちです、わかりましたか。お詫びすれば誰によらん、許してよき方にまわしてやりますよ、口先ばかりでなく心からのお詫び、結構致してくださいね。

 

 騙(だま)した岩戸からは騙した神お出ましですよ、と言ってくどう知らしてありましょう、騙して無理に引っ張り出して無理するのが無理ですと言ってありましょう、無理は闇となるのですよ、それで嘘の世、闇の世となって、続いてこの世の苦しみとなって来たのですよ、こうなることはこの世の始めからわかっていての仕組、心配せずに、この方に任せなさい任せなさい。八月四日、一二(不明記号)。

 

 

第十五帖(四八四)

 

  世の立て替えと言うのは、ミタマの立て替えですから取り違いしないよう致してくださいね、ミタマとは身と魂ですよ、今の学ある人民、身ばかりで立て替えするつもりでいるから、魂(たま)がわからないから、いくら焦っても汗流しても立て替え出来ないのですよ。天地(てんち)の秋(とき)来ていることは大方(おおかた)の人民にはわかっておりて、さあ立て替えですと言っても、肝腎の魂がわからないから成就しないのですよ、神示読んで魂早く掃除しなさいな、世界から見るから日本が日本なのです、もう一つ上の世界から見れば世界は日本です、神国(かみぐに)です、今までは大地の先祖の大神様の血筋を落としてしまって、途中からの代わりの神であったから、まぜこぜしたから世が乱れに乱れてしまったのですよ、知らせてありましょう、よく納得してくださいね、人民も皆その通りになっているのですよ。八月四日、一二(不明記号)。

 

 

第十六帖(四八五)

 

  日の大神様は日の御(おん)働き、月の大神様は月の御働き、日の大神様も世の末となって来て御神力うすくなりなされているのですよ、日の大神様も二つ、三つ、自分一人の力では何事もこれからは成就しませんよ、心得なさいな、神示で知らせただけで得心して改心出来れば大難は小難となるのですよ、やらねばなりません、戦(いくさ)は碁、将棋くらいの戦で済むのですよ、人民の心次第、行い次第で空まで変わると言ってありましょう、この道理よく心得なさいな、神の言うことわからずとも、無理と思うとも貫いて下さいね、それがマコトです。八月五日、ひつ九のか三。