日月神示 磐戸の巻 第十七帖(二五三)から第二十一帖(二五七)

第十七帖(二五三)

 

 この神は善き臣民には善く見え、悪き臣民には悪く見えるのです、鬼門金神(きもんこんじん)とも見えるのです、世はクルクルとまわるのです、幸せ悪くとも悔やまないように、それぞれの身魂の曇り取っているのですから、勇んで苦しいこともして下さいね、上が裸で下(しも)が袴(はかま)はくこと出て来ますよ。神が化(ば)かして使っているのですから、出来上がるまでは誰にもわかりませんが、出来上がったら、何とした結構なことかと皆がビックリするのです、ビックリ箱にも、悪いビックリ箱と、嬉し嬉しのビックリ箱とあるのです、何も知らない臣民に、知らないこと知らすのですから、疑うのは無理ないですが、曇り取ればすぐうつる、元の種持っているのですから、(早くこの神示読んで洗濯してくださいね、どんな大峠でも楽に越せるのです、)神の道は無理ない道ですと知らしてありましょう。身魂の因縁恐ろしいのです。上下(うえした)わき上がるが近くなりました。一月十四日、(〇の中にゝの印)の一二か三。

 

 

第十八帖(二五四) 

 

 今度の御用は世に落ちて苦労に苦労した臣民でないと中々に務まりません、神も長らく世に落ちて苦労に苦労重ねていたのですが、時節到来して、天晴(あっぱ)れ世に出て来たのです、因縁の身魂、世に落ちていますと言ってありましょう、外国好きの臣民、今に大き息も出来ないことになるのですよ、覚悟はよいですか、改心次第でその時から善き方にまわしてやりますよ。改心と言って、人の前で懺悔(ざんげ)するのは(神国のやり方ではないのです、人の前で懺悔するのは)神傷つけることになると心得なさい、神の御前(みまえ)にこそ懺悔しなさい、懺悔の悪きコトに倍した、善き言霊(ことたま)のりなさい、言(こと)高くあげなさい、富士晴れるまで言高くあげてください、そのコトに神うつって、どんな手柄でも立てさせて、万劫末代名の残るようにしてやりますよ。この仕組わかったら上の臣民、逆立ちしてお詫びに来ますが、その時ではもう間に合わないから、くどう気つけているのです。臣民、可愛いから嫌がられても、この方言うのですよ。

 

 悪と思うことに善あり、善と思うことも悪多いと知らしてありましょう、このことよく心得ておきなさい、悪の世になっているのですからマコトの神さえ悪に巻き込まれているほど、知らず知らずに悪になっているのですから、今度の世の乱れというものは、五度(ごたび)の岩戸閉めですから見当とれません、臣民にわからないのは無理ないのですが、そこわかってもらわないと、結構な御用務まりません、時が来たら、吾(われ)が吾の口で吾が白状するようになって来ます。神の臣民、恥ずかしくないようにしてくださいね、臣民恥ずかしいことは、神恥ずかしいのですよ。愈々善と悪の変わり目ですから、悪神(あくがみ)暴れるから巻き込まれぬように褌(ふんどし)締めて、この神示読んで、神の心汲み取って御用大切になさいなさい。一月十四日、(〇の中にゝの印)の一二のか三。

 

 

第十九帖(二五五)

 

  向こうの国、いくら物あっても、人あっても、生神(いきがみ)が表に出て働くのですから、神なき国は、いずれは往生(おうじょう)です。この神の言うことよく肚に入れて、もうかなわないと言うところまで堪(こら)えて、またかなわんと言うところ堪えて、愈々どうにもならないというところ堪えて、頑張って下さいね、神には何もかもよくわかって帳面に書き留めてあるから、何処までも、死んでも頑張って下さいね、そこまで見届けねば、この方の役目果たせませんよ、可愛そうなれど神の臣民殿、堪(こら)え堪えてマコトどこまでも貫きてください、マコトの生神がその時こそ表に出て、日本に手柄させて、神の臣民に手柄立てさせて、神から篤く御礼申して善き世に致すのです、腹帯(はらおび)しっかり締めてくださいね。重ねて神が臣民殿に頼みますよ、守護神殿に頼みますよ。一月十四日、(〇の中にゝの印)のひつ九のか三。

 

 

第二十帖(二五六)

 

 戦、いつも勝つとばかりは限りませんよ、春マケとなりますよ、いざとなれば昔からの生神様総出(そうで)で御(おん)働きなさるから、神の国、神の道は大丈夫ですが、日本臣民大丈夫とは言えませんよ、その心の通りになること忘れないように、早く身魂磨いてくださいね、もう少し戦進むと、これはどうしたことか、こんなはずではなかったなあと、どちらの臣民も見当とれません、どうすることも出来ないことになると知らしてありましょう、そうなってからでは遅いから、それまでにこの神示読んで、その時にはどうするかということわかっていないと仕組成就しませんよ、役員の大切の役目です、我(われ)の思い捨ててしまって、早くこの神示、穴のあくほど裏の裏まで肚に入れておいてくださいね、この神示の終わりに神強く頼みますよ。旧十一月三十日、(〇の中にゝの印)の一二の(〇の中にゝの印)。

 

 

第二十一帖(二五七)

 

 元の大和魂に還りなさいと言うのは、今の臣民には無理ですね、無理でも、神に心向ければ出来るのです、どうしても今度は元のキのままの魂に還らないとならないのです、肝心の神示、むやみに見せないように。仕組こわれますよ、今に神示に書けないことも知らさなければならないから、ミミから知らすから、肚から肚へと伝えてくださいね。節分からは烈しくなって、烈しき神示は書かせません。天明、神示の御用はこれでしばらく御用済みです、その代わりミミ掃除しておいてください。旧十一月三十日、(〇の中にゝの印)の一二(〇の中にゝの印)。

 

<『磐戸の巻』了>