日月神示 月光の巻 第二十八帖(八一五)から第三十六帖(八二三)

第二十八帖(八一五)

 

 厄も祓(はら)わねばなりませんが、福も祓わねばなりません。福祓いせよと言ってありましょう。厄のみでは祓いになりません。福のみでも祓いになりません。

 

 厄祓いのみしたから今日の乱れた世相となっているのです。この分かり切った道理がなぜ分からないのですか。

 

 悪を抱き参らせてください。善も抱き参らせてください。抱くには神にならないといけません。

 

 

第二十九帖(八一六)

 

 モトを正さねばなりません。間に合わないことになりますよ。心の改心をすれば、どんなおかげでもとらせます。ガイコクは火の海になります。世界一度に改心。

 

 

第三十帖(八一七)

 

 心の入れ替えをしなさいということは、新しい神界との霊線を繋ぐことです。あなたは我が強いから、我の強い霊界との交流がだんだんと強くなり、我の虫が生まれてきます。

 

 我の病になってきます。その病気は自分では分かりません。訳の分からない虫が湧きます。訳の分からない病気が流行りますと言ってありますが、そのことなのです。

 

 肉体の病気ばかりではありません。心の病気も激しくなっているから気をつけてください。人々にもそのことを知らせて、共に栄えてくださいね。

 

 この病気を治すには、今日までの教えでは治りません。病を殺してしまって、病を無くそうとしても病は無くなりません。

 

 病を浄化しなければなりません。悪を殺すという教えや、やり方ではいけないのです。悪を抱き参らせてください。

 

 

第三十一帖(八一八)

 

 足の裏を綺麗に掃除なさい。外から見えない所が穢(けが)れています。日本の国よ、あなたも同様、世界よ、あなたも同様です。

 

 出雲の神の社(やしろ)をかえて竜宮の乙姫様のお社を陸(おか)に作らねば、これからの世は身動き取れないことになります。

 

 一切が自分であるということは例えではありません。あなたは、食物は自分ではないと思っていますが、食べるとすぐに自分となるではないですか。

 

 空気も同様、水も同様なのです。火も同様、大空もあなたです。山も川も野も海も、植物も動物も同様です。人間は横の自分です。神は縦の自分です。

 

 自分を見極めないといけません。自分をおろそかにしてはなりません。一切を受け入れなければなりません。一切に向かって感謝しなければなりませんと言ってありましょう。三十一年一月三日。

 

 

第三十二帖(八一九)

 

  世界連邦と言っていますが、地上世界のみの連邦では成就しません。片輪の車で、いつまでたってもドンテンドンテン。心してください。なぜ霊界、神界をひっくるめた三千世界連邦としないのですか。

 

 不要な苦労はしないように。

 

 

第三十三帖(八二〇)

 

  マコトから出たことは誰の願いも同様です。心配せずにドシドシと進めてくださいな。もし行き詰まったら省みなさい。

 

 行き詰まった時は大きく開ける時なのですから。但し、人心で急ぐのは駄目です。急ぐと道が見えなくなってきますから。

 

 あなたの考えていることは自己中心ではありませんか。我(わ)れ善しの小さい我れ善しではいけません。大きな我れ善しは結構です。

 

 犠牲になることを尊いことだと言っていますが、犠牲に倒れてはなりません。自分を生かす為に他を殺すのもいけません。自分を殺して他を生かすのもいけません。

 

 大きい虫を生かすため、小さい虫を殺すことは止むを得ないことですと言ったり、教えたりしていますが、それもいけません。

 

 すべてを殺さずに皆が栄える道があるではないですか。なぜ神示を読まないのですか。

 

 

第三十四帖(八二一)

 

  かみかかりは止しなされよ。あなたは学に囚われています。科学を越えて神の学に生きてくださいね。

 

 あなたは自分で自分の首を絞めるようなことをしているのです。自分で勝手に小さい自分の神を作っているのです。

 

 一度その神を捨てなさい、固く抱きしめたり、閉じ込めているから分からないことに行き詰まるのです。分かりましたか。

 

 我と分からない我を気をつけてください、今一息というところなのですから。

 

 

第三十五帖(八二二)

 

  化け物に化かされないように。おかげを落とさないようにしてください。よいことを言って、よい行いをしていても、よくない人があるのです。

 

 よくないことも御用の一つではありますが、あなたは未だにそれを消化するほどのところまでは行っておりませんから。

 

 小学生が大学生の真似をしてはなりません。あなたはまだ欲があります。欲を、小さな自分ばかりの欲を捨てなさい。そしてまことの大深欲になりなさいな。

 

 その気持ちさえ動いて来れば、何事も見事成就しますから。

 

 

第三十六帖(八二三)

 

  行は、世界中の行、誰一人逃れるわけには行きませんよ。メグリ果たした者から嬉し嬉しになる仕組みです。

 

 あなたの心配、一応は無理もないことですが、どこで、どんなことをしていても、御魂(みたま)が磨けてさえいれば、心配はなくなります。

 

 心配は、磨けていない証拠です。あなたはモノに不足するとこぼしていますが、モノに不足するのは、心に足らないところがあるからです。

 

 心が至ればモノも至ります。何事も神の申す通りに素直になさいな。素直は結構なことです。