日月神示 春の巻 第五十三帖(七一〇)から第六十帖(七一七)

第五十三帖(七一〇)

 

 どうしたらよいのでしょう、神の言うこときくから助けてくれと言うもの沢山出てきますが、何も難しいこと神は言いません。現在を足場として一歩ずつ進めばよいのですよ。それでは食って行けないと言う者いますが、神はあり余るほど与えているではないですか。何故、手出さないのですか。与えたもののみが自分のものですよ。今の人民、余っても足りないと考えて、むさぼっていますよ。幸福与えてあるのに何故手出さないのですか。曲げて取るのですか。心の目開きなさい。ゴモク投げ出しなさい。我(が)の強い守護神殿、もう我の世は済みました。我出すほど苦しくなるのですよ。

 

 

第五十四帖(七一一) 

 

 見える幸福には限りがあり、見えない幸福は永遠なのですよ。道にいそしみなさい。道に融け入りなさい。モノは無くなりますよ。霊は永遠に弥栄えます。毎日々々掃除してもホコリはたまります。絶えず心の掃除よいですか。洗濯よいですか。目に見えず、上、下、左、右、前後から何となく迫ってくるものをサニワしなさい。サニワして受け入れなければなりません。自分の魂を育み、生長させてくれる大切なものは目に見えないところから流れてきますよ。和しなさい。調和しなさい。調和とは、上から、より清い所から流れて来るものに従うことです。いよいよが一四一四となりますよ。雨の神、風の神、地震の神、岩の神、大地震の神。

 

 

第五十五帖(七一二)

 

  十二年遅れているのを取り戻すのですから、これからは目の廻るほど忙しくなってきますよ。神示読む暇もなくなると言ってある時来ましたよ。いずれは人民減りますが、何も約束ごと、真理とは替えられません。まこと求めるならば、これと見届けたならば、その場で御用与える仕組み。

 

 

第五十六帖(七一三)

 

 行く水にも雲にも咲く花にも神の御心(みこころ)ありますよ。それ見る目ないからわからないのです。掃除すればわかります。掃除結構。拝むは拝まないよりはましですよ。しかし拝んでばかりでは病気は治りません。金は儲かりません。拝むばかりで金儲け出来たり病気治ったりすると思ったら間違いですよ。道にいそしみなさい。道行くところ喜びありますよ。喜びあるから病気も治るのですよ。金も出てくるのですよ。おかげあるのですよ。喜び神ですよ。経(たて)には神と神界と和し、緯(よこ)には人と環境と大和して行くところにこそ、生きの生命の嬉し嬉しあるのですよ。

 

 

第五十七帖(七一四)

 

  後にも先にもない、見せしめ出てきますよ。メグリひどい所ほど、ひどい見せしめ。神がまこと心見抜いたらどんな手柄でもさせますよ。自分でビックリ。まことの人ほどおかげ遅い、遅いほど大きおかげありますよ。同じ筋のミタマ沢山にありますよ。類魂と人民言っているもの。いくら因縁あっても曇りひどいと、その類魂の中から次々に代わりのミタマ使う仕組。とやかく言わずに、素直についてきてくださいね。

 

 

第五十八帖(七一五)

 

 心の洗濯早くして太ヒツキクニ大神様に、ことに育ての、生みの親様九二十九十千(クニトコタチ)の大神様の御実体を理解しなければ、自分でいくら頑張ってもやりそこないですよ。我(われ)が我がと思っていますが、皆この方(ほう)が蔭からさせているのに気づかないのですか。お詫びしなさい、と言えば、そんな悪いことした覚えないと言いますが、どこまで曇ったのですか。神に捧げるには、自分に与えられたものの中から捧げねばなりませんよ。むさぼり取ったり横取りしたり、自分のものではないもの、儲けたカスを神に捧げて威張っていますが、それは捧げ物にはなりません。神は受け給いませんよ。泥棒のお残り頂戴は真(ま)っ平(ぴら)です。自分のものまず捧げるから弥栄えるのですよ。おかげ万倍間違いなし。

 

 

第五十九帖(七一六)

 

 一足飛びには行きません。一歩々々と言ってありましょう。一度に神様を知りたいといってもそうは行きません。一年生からですよ。出直し出直し。子供に大学のことはわかりません。十貫の荷物はかつげない道理。進むには、それ相当の苦労と努力いりますよ。あぐらかいて、懐手(ふところで)していては出来ません。時もいります。金もいります。汗もいります。血もいります。涙もいります。よいものほど値が高い。今を元とし自分を元として善です悪ですと言ってはなりません。よき人民苦しみ、悪い人民楽している、神も仏もないのだと言っていますが、それは人民の近目ですよ。一方的の見方ですよ。長い目で見なさいと言ってありましょう。永遠の理(ことわり)わきまえなさいと言ってありましょう。支払窓は金くれるところ、預け口は金取るところ。同じ銀行でも部分的には、逆さのことしているではないですか。全体と永遠を見なければものごとはわかりませんよ。よく心得なさい。(二月十五日 日月神)

 

 

第六十帖(七一七)

 

 一九三九〇(ヒクミチコト)。 一九三九〇(ヒクミチコト)。一九三(ヒクミチ)。四九三(ジクミチ)。四九三(ジクミチ)。(二月十五日、日月神)