日月神示 雨の巻 第十三帖(三四七)から第十四帖(三四八)

第十三帖(三四七)

 

 世界中から神示通りに出て来て、足元から火がついてもまだ我張りているようでは、今度は灰にするより方法ないのです。恐ろしくなっての改心では御役難しいのです。因縁あるミタマでも曇りひどいと、御用難しいことありますよ、神示頂いたとて役員面(づら)すると鼻ポキンですと気つけてありましょう。五十九柱いくらでもあるのです、替え身魂あると言ってありましょう、務めた上にも務めななりませんよ、因縁深いほど罪も借銭も深いのですよ。

 

 岩戸閉めにも善き身魂あります、岩戸開きにも悪きあります、気つけ合って善き御用結構です、勇んで務め下さいね。心から勇む仕事善きことです、この方の好くことです。木の花落ちて冬となれば淋しいでしょう、紅葉(もみじ)あるうちにと気つけおいたが、紅葉の山も落ちたでありましょう、外(ほか)でわからない根本のキのこと知らすこの方(ほう)の神示です、三千世界のこと一切のこと、説いて聞かして得心させてあげますよ。落ちついて聞き落ししないようにしてください、悔しさ目に見えておりましょう、どぶつぼに我(われ)と落ち込む人民ばかり出て来て、神の国臭くて足踏む場もないのです、なれども見ていなさい、三千世界一度に開いて世界一列一平一つのてんしで治めます。

 

 地の世界に大将なくなって五大洲引っくり返りていると言うことまだわからないのですか、目に見せても耳に聞かしても、まだわかりませんか、尻の毛まで悪魔に抜かれていてまだわかりませんか、あんまりなことですねえ。これまでは高し低しの戦(いくさ)でしたが、これからは誠の深し浅しの戦です、誠とはコトです、口ではありません、筆ではありません、コトです、コト気つけと言ってありましょう。コト、コト、コトです。

 

 始めウタあったのです、終わりもウタです、今も昔もウタです、人民も動物もウタ唄うのです、終わりの御用の始めはウタです、ウタの集いとしなさい。この神示ウタとして知らす集いとしなさい、ウタの集い始めです、表です、裏の裏です、表の表です、道開く表の終わりの御用です、江戸の御用済みたら、尾張の御用ですと言ってありましょう、甲斐の御用も忘れてはなりませんよ。食物(おしもの)の集いも作らななりません、カイの御用のことです、この集いも表に出してよいのです、時に応じてどうにでも変化られるのが誠の神の集いです。

 

 不動明王(ふどうみょうおう)殿も力あるに、あそこまで落としてあるは、神に都合あることです。世に落ちている守護神と、世に落ちている神々様と、世に出ている神々様と、世に落ちて出ている守護神殿と和合なさって物事やって下さいね、二人でしてくれと言ってありましょう、わかりましたか。十二月十八日、ひつ九の神神示。

 

 

第十四帖(三四八)

 

 一番尊いところ一番落してあるのです、このことわかりて来て天晴れ世界唸(うな)るのです、落とした上に落として、もう落とすところ無いようにして上下(うえした)引っくり返るのです、引っくり返すのではないのです、引っくり返るのです、このこと間違えないように。この道難しい道ではないのです、欲はなれて、命はなれて、なるようにしておりて下されたらそれでよいのです。今が神国の始めです、今までのことすっかり用いられないのにまだ今までのこと言うて今までのようなこと考えていますが、それが盲聾なのです、今までのこと自慢すると鼻ポキンです、皆鼻ポキンばかりですねえ。

 

 まだまだ俘虜(とりこ)になる者たくさんありますが、今度の俘虜まだまだです、いずれ元に返って来ますから、元に返ってまた盛り返して来ますが、またまた繰り返すのです、次にまた捕らえられる者出て来るのですよ、次はひどいのです、これも因縁です。神の国は誰が見ても、どう考えても、二度と立ち上がれない、人民皆外国につくようになって、この方の言ったこと、神示に書かしたこと、皆嘘だと言うところまで世が落ちてしまってから始めて神力現われるのです、人民臣民早合点していますが九分九分九厘と言ってありましょう。

 

 事務所作らなくてもいいのです、事務所作るのは表の仕組です、裏の御用、事務所禁物です、それぞれの役員殿の住むとこ皆それぞれの事務所でないですか、よく相談してやって下さいな、だんだんわかって来ますよ。表と裏のあなないです、あなないの道と言ってありましょう、引き寄せる身魂は、天で一度改めて引き寄せるのです、今お役に立たないように臣民の目から、役員の目から見えても袖(そで)にしないように、地でも改めしてまだまだ曇り取らねばなりませんよ、磨けば皆結構な身魂まわりですよ。

 

 人民の肚さえたら天もさえますよ、心鎮まれば天も鎮まります、神勇みます。我(が)はじっと奥に鎮めて表面(うわべ)には気も出せませんよ、我の無いようなことでは、我で失敗(しくじ)ったこの方の御用出来ないのです、毒にも薬にもならない人民草木に変えてしまいますよ。この神示むやみに見せないように、神示は出ないと言えと言ってあること忘れないように。天の規則、地でやることになっているのです、今度規則破ったら、暗い所へ落ち込んで末代浮かばれない、きついことになるのですから、神くどう気つけておくのです。

 

 次に世に出る番頭殿、まだ神なきものにしているから、一寸先もわからないのです、先わからずに人間の勝手な政治して世は治まらない道理です、三日天下でお出直しです、その次もその次もお出直しです、この神示よく見てこの先どうなる、その先どうなるということ、神はどんなこと計画しておられるということわからないで政治ないのです、すればするほど悪くなるのです、神にはこうなることわかって呑んでいるのですから、どんなことあっても心配ありませんが、それでは臣民可哀想だから、この神示ウタにして印刷して世に良きようにして皆に知らしてやりなさい、表の集いでよいのです。

 

 神は天からも地からも日も夜もコトで知らしているのに、コト聞く身魂ないから、コト聞くミミ曇っているから、人民はわからないのですが、あまりわからないのでは通りませんよ、早く洗濯掃除しなさいと言っているのです。人の十倍も今の仕事して、その上で神の御用するのが洗濯です、掃除ですと言って知らせたこと忘れたのですか、地に足つけなさいと言ったことわからないのですか、百姓になれ、大工になれと言ったことわからないのですか、天の地もあるのです、天の百姓、大工もあるのです。善と悪と小さく臣民分けるからわからないのです、大きく目ひらきなさい。松食(お)しなさい、松食せばわからない病治るのです、松心となりなさい、いつも変わらない松の翠(みどり)の松心、松の御国(みくに)の御民幸あれ。十二月十八日、ひつ九のか三。