日月神示 水の巻 第一帖(二七五)から第五帖(二七九)

第十巻

 

水の巻(全十七帖)

 

自 昭和二十年旧三月十日

至 昭和二十年六月二十三日

 

 

第一帖(二七五)

 

 三(〇の中にゝの印)(ミズ)の巻、書き知らせます。見渡す限り雲もなく、富士は晴れたり日本晴れ、海は晴れたり日本晴れ、港々に日の丸の、旗翻(はたひるがえ)る神の国。それまでに言うに言われないことありますが、頑張りて下さいね。水も無くなります。てんし様拝(おろが)んでください。てんし様は神と言って知らしてありましょう、まだわかりませんか、地(くに)の神大切にしなさいと聞かしてありましょう。神様にお燈明(あかし)ばかり供えてはまだ足らないのですよ。お燈明と共に水捧げなければならないのですよ。火と水ですと言ってありましょう、神示(ふで)よく裏の裏まで読んで下さいね、守護神殿(どの)祀ってくださいね。まつわらねば力現われません、守護神殿は柏手(かしわで)四つ打って拝(おろが)みなさい、元の生神(いきがみ)様には水がどうしてもいるのです、火ばかりでは力(ちから)出ないのです、わかりましたか、曇りなく空は晴れたり。

 

 

第二帖(二七六)

 

 ひふみ、よいむなや、こともちろらね、しきる、ゆゐつわぬ、そをたはくめか、うおえ、にさりへて、のますあせゑほれけ。一二三祝詞(ひふみのりと)です。

 

 たかあまはらに、かみつまります、かむろぎ、かむろみのみこともちて、すめみおやかむいざなぎのみこと、つくしのひむかのたちばなの、おどのあはぎはらに、みそぎはらひたまふときに、なりませる、はらひどのおほかみたち、もろもろのまがことつみけがれを、はらひたまへきよめたまへとまおすことのよしを、あまつかみ、くにつかみ、やほよろづのかみたちともに、あめのふちこまのみみふりたててきこしめせと、かしこみかしこみもまおす。あめのひつくのかみ、まもりたまへさちはへたまへ、あめのひつくのかみ、やさかましませ、いやさかましませ、一二三四五六七八九十(ヒトフタミヨイツムナナヤココノタリ)。旧三月十日、三のひつ九か三。

 

 

第三帖(二七七)

 

 神の子は神としての自分養(やしな)うことも、つとめの一つですよ。取り違いすると大層なことになるから、気をつけなさい。書かしてある御神名は御神体として祀ってもよく、お肌守(はだまもり)としてもよいのです、皆に多く分けてやりなさい。御神名いくらでも書かせますよ、その用意しておいてくださいね、神急ぎます。

 

 祓(はら)い祝詞(のりと)、書き知らせます。

 

  かけまくもかしこき、いざなぎのおほかみ、つくしのひむかのたちばなの、おどのあはぎはらに、みそぎはらひたまふときになりませる、つきたつふなどのかみ、みちのなかちはのかみ、ときおかしのかみ、わつらひのうしのかみ、ちまたのかみ、あきくひのうしのかみ、おきさかるのかみ、おきつなぎさびこのかみ、おきつかひへらのかみ、へさかるのかみ、へつなぎさびこのかみ、へつかいへらのかみ、やそまがつひのかみ、おほまがつひのかみ、かむなほひのかみ、おほなおひのかみ、いづのめのかみ、そこつわたつみのかみ、そこつつのおのかみ、なかつわたつみのかみ、なかつつのかのみこと、うわつわたつみのかみ、うわつつのおのみこと、はらひど四(よ)はしらの神たちとともに、もろもろのまがこと、つみけがれを、はらひたまへ、きよめたまへとまおすことを、きこしめせと、かしこみかしこみもまおす。

 

 次に、誓(うけひ)の言葉、知らせます。

 

 ご三たいのおほかみさま、ご三たいのおほかみさま、ひつきのおほかみさま、くにとこたちのおほかみさま、とよくもぬのおほかみさま、つきのおほかみさま、すさなるのおほかみさま、あめのかみさま、かぜのかみさま、いわのかみさま、あれのかみさま、じしんのかみさま、キのかみさま、かねのかみさま、ひのかみさま、ひのでのかみさま、りゅうぐうのおとひめさま、やほよろづのいきかみさま、ことにいすずにます、てんしょうこうたいじんぐうさま、とようけのおほかみさまをはじめたてまつり、よのなかのいきかみさま、うぶすなのおほかみさまのおんまへに、ひろきあつきごしゅごのほど、ありがたく、とうとく、おんれいもうしあげます。このたびのいわとひらきには、千万(せんまん)いやさかのおはたらき、ねがひあげます。あめつちのむた、いやさかに、さかへまさしめたまひ、せかいのありとあるしんみん、ひとひもはやく、かいしんいたしまして、おほかみさまのみむねにそひまつり、おほかみさまのみこころのまにまに、神くに、じょうじゅのため、はたらきますよう、おまもりくださいませ、そのため、このたま、このみは、なにとぞ、いかようにでも、おつかひくださいませ、みむねのまにまに、まことの神くにのみたみとしてのつとめを、つとめさしていただくよう、むちうち、ごしゅごくださいませ、かむながらたまちはへませ、いやさかましませ。

 

 次に、御先祖様の祝詞、知らせます。

 

 此(これ)の祖霊宮(みたまや)に神鎮(かみしづ)まり坐(ま)す。遠津祖神(とおつみおやのかみ)、代々(よよ)の祖霊神達(おやかみたち)の御前(みまえ)、また親族家族(うからやから)の霊祖神(みたま)の御前(おんまえ)に慎(つつし)み敬(いやま)ひも白(まお)す。此(これ)の家内(うち)には諸々(もろもろ)の曲事(まがごと)、罪穢(つみけがれ)あらしめず、夜(よ)の護(まも)り、日の守りに守り幸(さき)はひ給(たま)ひ、まこと神国(かみくに)のみ民としての義務(つとめ)を全(まっと)うせしめ給(たま)へ、夜(よ)の護(まも)り日(ひ)の守(まも)りに守り、捧(ささ)ぐるものの絶間(たまま)無く、子孫(うみのこ)の弥栄継(いやさかつ)ぎに栄(さか)えしめ給(たま)へと畏(かしこ)み畏みも白(まお)す、惟神霊神幸(かむながらたまち)はへませ、惟神霊神幸はへませ。

 

 一本の草でも干して蓄(たくわ)えておけよと言ってありましょう。四月二十三日、三の一二のか三。

 

 

第四帖(二七八)

 

 お宮も土足にされる時が来ます、おかげ落とさないように気をつけなさい。勲章も何にもならない時が来ます、まこと一つに頼りなさい人々。二十四日、三の一二か三。

 

 

第五帖(二七九)

 

 外国のコトは無くなります。江戸の仕組、旧五月五日までに終わってくださいね。後はいよいよとなります。神か言った時にすぐ何事も致してくださいね、時過ぎると成就しないことあるのですよ。桜花(さくらばな)一時に散ることありますよ、いよいよ松の代(よ)と成るのです、万劫(まんごう)変わらぬ松の代と成るのです。松の国、松の代、結構です。この神示声出して読みあげてくださいね。くどう言ってありましょう。言霊(ことたま)高く読みてさえおれば結構が来るのです。人間心出してはなりませんよ。五月一日、三のひつ九の神。