日月神示 天つ巻 第五帖(一一二)から第十二帖(一一九)

第五帖(一一二)

 

 牛の食べ物食べると牛のようになります、猿は猿、虎は虎となるのです。臣民の食べ物は決まっているのです、いよいよとなって何でも食べねばならないようになったら虎は虎となるのです、獣と神とが分かれると言ってありましょう、縁ある臣民に知らせておきなさい、日本中に知らせておきなさい、世界の臣民に知らせてやりなさい。

 

 獣の食い物食う時には、一度神に捧げてからにしなさい、神から頂きなさい、そうすれば神の食べ物となって、何食べても大丈夫になるのですよ、何もかも神に捧げてからと言ってあることの道理、よくわかったでしょう、神に捧げきらないと獣になるのです、神がするのではないのです、自分がなるのですと言ってあることも、よくわかったでしょう、くどう言いますよ。

 

 八から九から十から百から千から万から何が出るかわからないから、神に捧げなければ生きて行けないようになるのですが、悪魔に魅入(みい)られている人間いよいよ気の毒出来るのです。八月の三十一日、ひつ九のか三。

 

 

第六帖(一一三)

 

 天(あめ)は天の神、地(くに)は地の神が治(し)らすのです、お手伝いはありますが。秋の空のすがすがしさが、グレンと変わるのです、地獄に棲むもの地獄がよいのです、天国です。逆様はもう長くは続きません、無理通らぬ時世(ときよ)が来ました、いざとなったら残らずの活神(いきがみ)様、御総出(おんそうで)です。九月の一日、ひつ九のか三。

 

 

第七帖(一一四)

 

 富士は晴れたり日本晴れ、二本のお足であんよしなさい、二本のお手々で働きなさい、日本の神の御(おん)仕組、いつも二本となっています、一本足の案山子(かかし)さん、今更(いまさら)どうにもなるまいが、一本の手の臣民よ、それでは生きては行けまいが、一本足では立てないと、いうこと最早(もはや)わかったら、神が与えた二本足、日本のお土に立って見なさい、二本のお手々打ち打ちて、神拝(おろが)みなさい天地(あめつち)に、響くまことの柏手(かしわで)に、日本の国は晴れますよ、富士は晴れたり日本晴れ、富士は晴れたり、岩戸開けたり。九月一日、ひつ九か三。

 

 

第八帖(一一五)

 

 嵐の中の捨小船(すておぶね)と言ってありますが、今その通りとなっておりましょう、どうすることも出来ないでしょう、船頭どの、苦しい時の神頼みでもよいのです、神祀ってくださいね、神にまつわりてください、神はそれを待っているのです、それでもしないよりはましです、そこに光現われます。光現われると、道はハッキリとわかって来るのです、この方にだまされたと思って、言う通りにして見なさい、自分でもビックリするように結構が出来てるのにビックリしますよ。

 

 富士の御(おん)山に腰かけて、この方世界中護(まも)ります。辛酉(かのととり)、結構な日と言ってありましょう、結構な日は恐い日ですよ。天から人が降る、人が天に昇ること、昇り降(くだ)りで忙しくなりますよ。てんし様御遷(おうつ)り願う時近づいて来ましたよ。奥山に紅葉(もみじ)あるうちにと思えども、いつまでも紅葉ないのです。九月の二日、ひつ九神。

 

 

第九帖(一一六)

 

 ひふみの秘密出でひらき鳴る、早く道展き成る、世ことごとにひらき、世、なる大道で、神ひらき、世に神々満ちひらく、この鳴り成る神、ひふみ出づ大道、人神出づはじめ。九月二日、ひつぐのかみ。(原文は後に掲載)

 

 

第十帖(一一七)

 

 一二三の裏に〇一二(ひふ)、三四五(みよいつ)の裏に二三四(ふみよ)、五六七(みろく)の裏に四五六(よいむ)、御用あります。五六七(みろく)済んだら七八九(なやこ)です、七八九の裏には六七八(むなや)あります、八九十(やこと)の御用もあります。だんだんに知らせるから、これまでの神示(ふで)よく心に入れて、ジッとしておいてくださいね。九月の三日、ひつくのか三。

 

 

第十一帖(一一八)

 

 この神示、言葉として読んで下さいね、神々様にも聞かせてくださいね、守護神どのにも聞かしてくださいね、守護神どのの改心まだまだですよ、一日(ひとひ)が一年になり、十年になり百年になると、目がまわって真底からの改心でないとお役に立てないことになって来ますよ。九月四日、一二か三。

 

 

第十二帖(一一九)

 

 遠くて近きは男女(なんにょ)だけでないのです、神と人、天と地、親と子、食べる物も遠くて近いがよいのです、神粗末にすれば神に泣きます、土尊べば土が救ってくれるのです、尊ぶこと今の臣民忘れていますよ、神ばかり尊んでも何もなりませんよ、何もかも尊べば何もかも味方です、敵尊べば敵が敵でなくなります、この道理わかりましたか、臣民には〇ゝと同じ分け御霊(みたま)授けてあるのですから、磨けば神になるのです。神示は謄写(とうしゃ)よいのです、始めは五十八、次は三四三です、よいですね。八月の五日、ひつくのか三。